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SWOT分析とは?知っておきたいフレームワークと人材育成への活用法までをわかりやすく解説

2023.05.19 その他

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SWOT分析とはフレームワークの一つで、経営・マーケティング戦略の策定に活用されています。
最近では人材育成や就職活動でも導入されるようになり、定着化していきそうな流れです。
今回はこのSWOT分析について解説していきます。

SWOT分析とは

SWOTとは?

SWOTとは、Strength(強み)、Weaknesses(弱み)、Opportunities(機会)、Threats(脅威)の4つの言葉の頭文字を合わせた言葉です。
この4つをもとに企業の内外の要因分析から、経営・マーケティング戦略を策定するフレームワークがSWOT分析です。

強み(Strength)

SWOT分析での「強み」とは、企業が備えている技術の高さ、市場における独自性、実績や販売網といった企業が目標を達成するための「内部環境のプラス要因」を指します。

弱み(Weaknesses)

SWOT分析における「弱み」とは、強みに対し、自社の不得意分野、リソースが不足している部門、経験が浅い分野など、企業の目標達成への阻害要素となる「内部環境のマイナス要因」を指します。

機会(Opportunities)

SWOT分析での「機会」とは、ビジネスチャンスを表します。新たに参入する、社会や市場の変化により企業や企業の製品にとって良い影響として働く「外的環境のプラス要因」を指します。

脅威(Threats)

SWOT分析における「脅威」は、機会に対し、社会構造の変化、法改正、市場・ニーズの変化により企業や企業の製品に対し逆風の影響を及ぼす「外的環境のマイナス要因」です。

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SWOT分析を活用するためのポイント

ここではSWOT分析を活用するためのポイントを解説します。

目的の明確化

フレームワークを利用して分析を進める際にやってはならないのが「なんとなく」の雰囲気で作業を始めることです。
何のためにこのフレームワークを使うのか?なぜ、このフレームワークが必要なのか?を共に作業を行うメンバーで共有し明確な目標をもって分析と議論を進めましょう。

仮説を立てる

フレームワークを使っての分析では仮説を立てることは通常のことですが、ここもなんとなくの仮説では効果が得られません。
前提となる条件を揃え、その条件下で起こりうることを具体的に想定し、その上で仮説を組み立てていきます。

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SWOT分析のやり方

ここでは具体的なSWOT分析のやり方を解説します。
SWOT分析では環境要因として内部・外部が、そしてそれが企業にとってプラスかマイナスかの4つの分類がされます。
基本的にはマトリクスを用意して、縦軸に環境要因、横軸にプラス・マイナスを設けて、Strength(強み)、Weakness(弱み)、Opportunity(機会)、Threat(脅威)を2つずつの組にして分析を進めます。

外部環境分析(O・T)

SWOT分析は機会(Opportunities)と脅威(Threats)の外部環境分析から始めましょう。

【機会(Opportunities)】の分析では、企業にとってチャンスとなるであろう市場環境の変化や、変化に伴う競合他社の動向を分析します。自社・競合ともに分析では、その時に必要な部分だけの切り取り分析を行なってしまいがちですが、自社の周辺・周囲を多面的に見て外部環境についての情報収集をしっかりと行います。

【脅威(Threats)】の分析では、企業の強みに市場環境の変化やそれによる競合他社の動向が、自社および自社製品にどのようにマイナスに働くかを分析します。防衛のための分析のように見えますが、脅威をただしく分析することで、自社が改善すべきところ、自社の新たな可能性の発見もあります。

この外部環境分析で着目するのは
・市場規模と成長性
・景気や経済状況
・政治の状況
・競合他社の状況、新規参入企業の動向
・法律
などです。

内部環境分析(S・W)

次に内部環境Strength(強み)、Weakness(弱み)を分析します
内部環境のため、つい主観的に判断しやすくなりますが、外部の要素、競合他社も意識して客観的に判断していきましょう。データや数値を用いることでより正確な分析となります。

【Strength(強み)】の分析では、「製品が売れている理由、選ばれる理由」「競合他社と差別化できているところ」など、顧客側の視点から分析をしていきます。実際に顧客からアンケートをとるのも効果的です。

【Weakness(弱み)】の分析では、強みに対し「競合他社と差別化できていないところ」「自社が苦手としている分野とその理由」などを顧客目線で分析していきます。競合他者が選ばれてしまう理由と見ると分析がしやすくなります。
ここでの注意点はマイナス要素の分析は分野を混ぜてしまいやすいという点です。「脅威」と混同しないように気をつけましょう。
この内部環境分析の主な項目は
・企業および販売網のインフラ
・価格と品質
・立地
・サービス
・資源
・技術
などです。

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クロスSWOTって何?

マトリクスの縦軸、横軸の分析に加え、4要素を掛け合わせたクロスSWOT分析で具体的な戦略を立てます。
「機会×強み」「機会×弱み」「脅威×強み」「脅威×弱み」と組み合わせることで、分析がより具体的なものになり、設定した目的・目標への戦略が組み立てやすくなります。

人材育成にSWOT分析を活かす

ここでは人材育成にSWOT分析を活かすことについて解説します。
人材育成で従業員個々の育成でSWOT分析を活用する場合は、従業員個人に任せずに同僚や上司、部下などと複数人で見ていくことをお勧めします
自分自身をSWOT分析にかけると単なる思い込みだけで分析が進んでしまう可能性が高くなるからです。

S・強みの見つけ方

従業員個人が持つ「強み」と考えます。
本人と他の人とで、その人の持つ強みを箇条書きで書き出していきます。
その内容を突き合わせて、「強み」をまとめていきます。
本人が気づいていない「強み」の発見の場でもあります。

W・弱みの見つけ方

強みと同様に複数人で箇条書きで弱みを書き上げ、内容を突き合わせて「弱み」をまとめていきます。
個々で注意しなければならないのは、「ダメ出しの場」にしないことです。
「弱み」は克服すべきものもありますが、他者の助けを借り、その分、自分の強みに集中した方が良いという協力体制を築くための事実把握にもなります。
個人の分析は複数人で取り組むことでチームの育成にもなるのです。

O・機会の見つけ方

「機会」については、会社内のことなのか、業界のことなのか、で集める情報が変わります。
会社を外的環境と見る際は、会社自体の外的環境の「機会」も考えに加え、分析をしていきます。
この「機会」については業務内容が近しい同僚などと一緒に考え、箇条書きで出し合いまとめると良いでしょう。

T・脅威の見つけ方

前述の「機会」と同様にここでも会社自体の外的環境の「脅威」を見ていきます。
ここでも注意点としては、「弱み」と「脅威」を混同しないことです。
また、こちらも「機会」と同じように複数人で取り組みましょう。
会社の外、業界での「機会」「脅威」と会社内での行動内容での「機会」「脅威」とが見えると、将来に向けてのキャリアプランの作成にも役立つ分析になります

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分析だけで終わらせないために必要なこと

せっかくの分析もそこで止まってしまってはもったいないことです。
作り上げた分析をもとに事実情報を解釈し、戦略目標を設定します。そもそもSWOT分析は分析により得た事実の解釈をマーケティングの基本戦略に落とし込むために行われるものです。
分析はクロスSWOT分析により、「機会×強み」「機会×弱み」「脅威×強み」「脅威×弱み」と分類されますから、同じ事実情報からさらに複数の解釈で考え可能性を広げてから俯瞰して、どの分野にどのような投資をし、実行していくかの戦略目標を絞り込むという流れが良いでしょう。

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まとめ

今回はSWOT分析の概要と人材育成に活用するときのポイントまでを解説しました。
現状を複数の目線でしっかりと見える化でき、次の行動を考えやすいのが魅力のようですね。とても有名なフレームワークで、個人でも活用できるものですが、経営に関わっていない人々の中では実際に使ったことはないという方も多いようです。
チームの課題発見と活性化に役立ててみてはいかがでしょうか。


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HRコラム編集部

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