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メラビアンの法則とは?誤解と正しい活用方法をわかりやすく解説!

2022.11.14 その他

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メラビアンの法則について、どのような法則か気になる人も多いのではないでしょうか。見た目や声色など「非言語情報だけが重要だ」と誤解されがちな法則ですが、実際にはそのような法則ではありません。
今回はメラビアンの法則とはどのような法則か、誤解されるポイントや、利用方法について解説します。メラビアンの法則を企業で役立てる際にご活用ください。

メラビアンの法則とは

メラビアンの法則は、アメリカの心理学者アルバート・メラビアンによって提唱され、言葉に対して感情や態度に矛盾があった場合に、非言語情報からの情報を重視する傾向があるという法則です。
「言語情報が7%」「聴覚情報38%」「視覚情報55%」の割合で、判断に影響を与えるということを発見しました。矛盾した情報の中の場合「表情や声色など言葉以外の情報がどれほど重要か」を示しています。

メラビアンの法則の実験

メラビアンの法則を発見する際に行われた実験では、まず、「好き」「嫌い」「普通」からイメージされる単語をそれぞれの感情を込めて録音し、それぞれの感情を想起させる顔写真を準備しました。
被験者は写真を見ながら、録音された音声を聞き、「好き」「嫌い」「普通」を判断してもらいました。その結果が視覚情報・聴覚情報・言語情報の順番で判断されることがわかりました。

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メラビアンの法則の3要素

メラビアンの法則は以下3つの要素で構成されています。
・言語情報
・聴覚情報
・視覚情報
これらの要素についてより正確に把握することで、メラビアンの法則への理解は深まるでしょう。それぞれの要素について、次で解説します。

言語情報

言語情報とは話の内容や文章など、言葉で成立する情報です。SNSやメールなどのやりとりは言語情報のみを利用したコミュニケーションの典型例です。

聴覚情報

聴覚情報は音から得られる情報で、具体的には、声の大きさ、声色、トーン、速さ、口調、話し方などが挙げられます。電話は聴覚情報のみのコミュニケーションのため、声の調子をより意識して話すと効果的です。

視覚情報

視覚情報は目から得られる情報で、相手の表情、ジェスチャー、視線の動き、姿勢などの情報があります。メラビアンの法則で特に重要視される要素で、言葉と視覚情報のズレが大きいと、視覚の情報を元に判断される可能性が高いでしょう。

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メラビアンの法則の誤解

メラビアンの法則はよく「言語情報より非言語情報の方が重要である」という法則だと誤解されています。しかし、メラビアンの法則では、「矛盾した情報の中でどの情報が優先されるか」であり、非言語情報だけが重要だと示した法則ではありません。
「見た目やジェスチャーの表現を重視して、言語情報をないがしろにしてよい」ということではないため、注意しましょう。非言語情報の重要性を認識したうえで、言語情報を一致させることが大切です。

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メラビアンの法則の活用方法

メラビアンの法則は実際にどのように活用すればよいでしょうか。うまく活用することで、相手に適切なコミュニケーションを取る、またはコミュニケーションでの誤解を避けるのに役立ちます。
次で具体的な活用方法について解説します。

言動と行動に一貫性を持たせる

言動と行動に一貫性を持たせることで、相手に適切なメッセージを伝えられます。たとえば、「笑いながら叱る」「怒りながら謝罪する」「興味がなさそうに褒める」など言葉と感情が一致していないと、受け取り手が混乱してしまい、本来伝えたいはずの情報がうまく伝わりません。
言葉と行動が一致していることで、相手に伝えたい情報を正確に伝えられ、コミュニケーションのエラーを避けられます
メラビアンの法則でいう、「言語情報」「聴覚情報」「視覚情報」で伝えたいメッセージと感情を合わせることを意識しましょう。

印象を悪くしないよう気を配る

見た目や話し方、表情などから印象を悪くしないよう、気を配ることで、適切なコミュニケーションが取りやすくなります。具体的には以下のような工夫ができるでしょう。
・服装や髪型の清潔感を保つ
・ハキハキした喋り方を心がける
・笑顔を心がける
話しているときの表情や声色に気を配ることなどが効果的です。

メラビアンの法則を活用し、非言語情報でよい印象を与えていると、言語情報での失敗をカバーできる場合があります。逆に非言語情報で失敗すると、同じ話でも相手の受け取り方が大きく変わるため、注意が必要です。

非対面コミュニケーションでも注意する

メラビアンの法則は対面でのコミュニケーションだけではなく、非対面コミュニケーションも関係しています。
電話やメールでのコミュニケーションでも、注意が必要なのは変わりません。相手の表情は伝わりませんが、声のトーンや語気の強さなどは伝わるため、声の情報の重要性が高まります。メールでは表情も声も伝わりませんが、それゆえ微妙なニュアンスの違いで、相手に誤解を生む可能性があります。
オンライン会議でも、非言語コミュニケーションは重要です。画面越しの場合、対面と比較すると声色や表情・姿勢などは見えにくいものの、見えていないわけではありません。
そのため、オンライン会議では、いつもより少し大きめの声で喋る、ジェスチャーなども大きめを意識するなどしましょう。また、自分がしゃべっていない場面でも姿勢を崩すなどはするのは避けた方がよいでしょう。

社内でのコミュニケーションでも活用可能

メラビアンの法則は、社外の人とのコミュニケーションで活用されるイメージがあるものの、社内でのコミュニケーションでも役立ちます。たとえば、部下とのやりとりが当てはまります。
部下が失敗した際に、怒りの感情をもった場合を考えてみましょう。ミスした部下に対して頭ごなしにしからずに、共感しながらコミュニケーションを取ることで、ミスの概要がより正確に把握できるだけではなく、部下との信頼関係構築にも効果的です。
逆によい報告に対しては、できるだけ感情込めて喜ぶことで、相手に「伝えてよかった」と思ってもらいやすくなります。

非言語情報に惑わされない

表情や声色など非言語情報によって、間違った判断をしないことにも注意しましょう。メラビアンの法則は広く世の中に広がっており、見た目や表情などの非言語情報だけをよく取り繕っている人もいます。
たとえば採用活動や営業時には、自分の印象をよく見せようとハキハキ、笑顔で喋っている人は珍しくありません。
特に面接などでは典型的な質問に対しては、見た目と言語情報を合わせ、本心が見えないということも考えられます。このような場合、メラビアンの法則だけで評価してしまうと、判断を間違う可能性があるでしょう。
準備ができていないような予期せぬ出来事があった際、本来の姿や本音が出やすくなり、メラビアンの法則が活用できます

メラビアンの法則を企業で活かすには

メラビアンの法則は個人だけではなく、企業でも活用できます。ここではメラビアンの法則を企業で活用する方法について解説します。

メタ認知を高める

メタ認知を促すことで、メラビアンの法則をよい形で活用しやすくなります。メタ認知とは、自分がどう認知されているかを自分で認識することです。
表情や声色などの非言語情報が重要ではあるものの、社員個人だけで客観的に判断することが難しい場合も少なくありません。
具体例としては、360度評価のように一人の社員に対して、複数人の視点から評価する制度を取り入れる方法があります。自分がどのように見られているか認識することで、見た目の印象や話し方などを改善することにも効果が期待できるでしょう。

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まとめ

メラビアンの法則は言語情報と聴覚情報・視覚情報で矛盾した情報があった場合に、視覚情報・聴覚情報・言語情報の順番で情報を判断する法則です。
「視覚情報や聴覚情報がとにかく重要」と誤解されがちですが、言語情報をないがしろにしてよいわけではありません。メラビアンの法則を役立てるには、自分を客観視し、3つの要素を一致させたコミュニケーションを取ることが大切です。
CBASEの360度評価は、複数人の視点からの評価を導入することで、一人の社員がどのように評価されているか客観的に認識できます。そのため、メラビアンの法則を有効活用する方法としても効果的です。

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HRコラム編集部

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