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インテグラル理論とは?全体を見て組織課題を解決しよう

2021.09.09 その他

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インテグラル理論とはどんな理論なのだろうか」
インテグラル理論とは何なのだろうか」
と気になりませんか。
インテグラル理論とは、人・組織・社会あらゆる課題を本質的に解決するための考え方です。
インテグラルという単語には「統合的」という意味を含んでいます。
この記事を読めば、インテグラル理論について理解し、自社で活かすことができます。
インテグラル理論について気になっている方はぜひ、最後まで読んでいって下さいね。

インテグラル理論とは?ティール理論とも関連性が高い

インテグラル理論とは、ケン・ウィルバーが提唱した理論です。
ティール理論とも関連性が深く、組織の段階を示す色分けの考え方はインテグラル理論から来ています。
インテグラル理論は組織の課題を本質的に解決に導くために固定観念を外し、あらゆる事象を課題解決のために動員します。
固定観念を外して「こうあるべき」という全体をなくして組織課題を解決することがインテグラル理論の重要なポイントです。

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インテグラル理論が重要視される社会的背景

インテグラル理論が重要視される社会的背景には「これまでの仕事の進め方ではもう限界がある」という部分にあります。
インターネットの発達や組織のグローバル化で従来の組織では対処できない問題が経営が発生しているためです。
突然問題が起こり、対処しないといけない問題が発生しても従来のトップダウン型組織では対応が素早い対応ができません。

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インテグラル理論における4象限とは?

インテグラル理論における4現象として以下があります。
・私「主観的」
・それ「客観的」
・私たち「間―主体的」
・それら「間―客観的」
参考:ケン・ウィルバー (2019)『インテグラル理論 多様で複雑な世界を読み解く新次元の成長モデル』監訳者・加藤洋平 訳者門林奨 P136
4現象では物事を様々な角度から見て判断することの重要性を説いています。
統合的に問題を解決するためには意識に注目し、様々な視点から物事を解決することが重要なためです。

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インテグラル理論におけるレベルの概念

インテグラル理論におけるレベルの概念として、以下の概念があります。
・ベージュ
・パープル
・レッド
・ブルー
・オレンジ
・グリーン
・イエロー
・ターコイズ
・コーラル

参考:ケン・ウィルバー (2019)『インテグラル理論 多様で複雑な世界を読み解く新次元の成長モデル』監訳者・加藤洋平 訳者門林奨 P48

それぞれについて解説します。

ベージュ

ベージュは本能的な段階を指します。
生存のために必要な食事などを最重要視する段階です。
生存することが第一の目的の段階です。

パープル

パープルの段階は神秘的な価値観で物事を決定する段階です。
精霊など神秘的なものを支えに物事を決定していきます。
宗教的な考え方の段階です。

レッド

レッドの段階は自我の目覚めの段階です。
強力なリーダーが出現して力で様々なものを支配します。
トップダウン型の経営をしている会社に近い段階です。

ブルー

ブルーの段階ではレッド的な考え方が否定されます。
人生の目的を人間が持っており、法律と秩序が支配する段階です。
法律と秩序を乱す人間は罰を受け社会から排除されます。

オレンジ

オレンジの段階では、科学的な根拠が重視されます。
ブルーの段階の群集心理的状態を脱却します。
会社で例えると成果主義の企業が該当します。

グリーン

グリーンの段階では、他者を尊重する考え方が発生します。
周囲の人々と調和して協調する段階です。
会社で例えると経営が安定し、平等に社員の処遇を決めるような状態です。

イエロー

イエローの段階をティールの段階といいます。
様々な物事の解決に対して自発的かつ自然な段階となっています。
会社が進化的な段階にいる状態です。

ターコイズ

ターコイズの段階は世界全体を見て物事を判断できるような段階です。
広い視野を持ってシナジーを起こせる段階です。
会社で言えば、経営状態がトップ不在でもしっかりと回っているような状態を指します。

コーラル

コーラルの状態は現在進行形であり、世界のどこかでゆっくりと出現している状態です。
まだ存在をはっきり確認できていない状態ということです。

インテグラル理論を構成する5要件

インテグラル理論を構成する要件として、以下の5つがあります。
・4象限
・レベル
・意識(ステート)
・タイプ
・ライン
それぞれについて解説します。

4象限

4現象とは、先述した・私「主観的」・それ「客観的」・私たち「間―主体的」・それら「間―客観的」から構成される意識の話です。
統合的に物事を分析して解決するために必要な視点の置き方です。
柔軟に物事を見ることが重要視されています。

レベル

レベルとは、先述した色分けによる組織の置かれている段階のことを指します。
人は段階を踏んで成長していくことを表しており、段階によってレベルがわかるということです。
会社組織のいる段階を測ることにも応用できます。

意識(ステート)

インテグラル理論において意識(ステート)とは以下のことを指します。
・目覚めている状態
・夢を見ている状態
・夢のない深い眠りの状態
・瞑想的な意識の状態

人はどのような状態であっても宗教的な体験をする状態になりえることを指しています。

タイプ

インテグラル理論においてタイプとは、以下のタイプを指しています。
・性別
・人種
上記のようなものをタイプと呼びます。

ライン

インテグラル理論においてラインとは、能力を分類したものを指します。
・対人関係
・想像力
・認知能力
・身体能力
上記のような能力を分類しています。

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組織の課題を解決するために全体的なアプローチを考えよう

組織の課題を解決するために、全体的なアプローチを考えるようにしましょう。
インテグラル理論では、統合的な課題解決の方法を示しています。
自社の組織がどの段階にいるのかを色分けで判断し、どの段階を目指すべきなのかを考えましょう。

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まとめ

今回は、インテグラル理論について解説させていただきました。
特に本文中でも解説させていただいたレベル(色分け)についてはティール理論と深いかかわりのある部分となっています。
本質的な課題解決のためにインテグラル理論を活用してみましょう。


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