2016.08.23360度評価 , 人事制度・評価

360度評価で部下が上司を評価するときのポイント5つ

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360度評価とは、直属の上司からだけではなく、同僚、部下、取引先などからも評価を受ける多面的な人材評価方法です。従来の評価方法では、直属の上司のみが部下を評価していました。しかし、上司とはいえ、部下のすべてのスキルやパフォーマンスを把握しているわけではありません。また、1人の人間の評価では評価の傾向に偏りが生じがちです。できるだけ多くの目線から意見を集めて正確な評価を下すことが、360度評価の目的です。

しかし、実際に自分が360度評価の評価者になり、部下として上司を評価する際に戸惑う方もいるかもしれません。特にこれまで業務上で人の「評価」をしたことがない方であれば、なおさらです。そこで今回は、360度評価で部下が上司を評価するときのポイントを5つをご紹介します。

部下が上司を評価するときのポイント

360度評価で、部下が上司を評価する際のポイントを挙げていきます。

【1】目標設定・達成

6631-00072-2規模の大小に関わらず、組織には「目標」があるべきです。目標は「売上額」と限らず、個人目標では「スキルアップ」といったものが設定されるケースもあります。組織の「目標」を部下に認識させ、達成するために必要な行動を考えさせることは上司の大切な役割の1つです。

まずは、上司と「目標」を共有しているか、目標の達成に向けたの道筋が示されているかをチェックしましょう。
また、組織として目標達成を達成できているかどうかも、評価するべきポイントです。

【2】人材育成・評価

6631-00072-3部下の育成も上司の重要な業務ですので、業務スキルの向上や、能力開発の機会を設けているかどうかもチェックポイントになります。

また、日頃の業務の中で部下に対して適切な評価を行っているかどうかも、判断材料です。日ごろ自分たちが明確な判断基準で評価しているか、評価の基準を明示しているかどうかを振り返ってみましょう。

【3】タスク管理

6631-00072-4組織にはさまざまな担当業務があります。上司が業務の分担やスケジュールをうまく管理できているか、業務効率化の取り組みをしているかどうかをチェックしましょう。

例えば、一部の人だけ業務の負荷が大きく、毎日残業していることはないでしょうか。組織の人間に適切に業務を割り振れているかどうかも評価のポイントです。

【4】組織内外の調整

モチベーションを上げて仕事に取り組めるように、組織が良い雰囲気になるように気を配っているかどうかも、上司を評価するうえでのチェックポイントとして挙げられます。また、他の部署との調整をうまく行い、自分たちの業務がスムーズに進むよう取り計らっているかという点も重要です。組織の内外で、上司がコミュニケーション能力を発揮しているかどうかも観察しましょう。

【5】傾聴・伝達

人の話を聞くことも上司に求められるマネージメントスキルの1つです。きちんと部下の話を聞こうとしているか、内容や問題点を理解しようとしてくれているかどうか、振り返ってみましょう。また、部下によって態度を変えていないか、話を聞く際に偏見を持っていないか、という点も重要です。話を聞くスキルと同時に、伝達するスキルも上司には必要です。必要な情報がきちんと伝えてられているか、業務上の指示を的確に行っているか、思い返しましょう。

360度評価で部下が上司を評価する目的

360度評価を導入すると、「上司の評価なんてできない」といった声が聞こえてきがちです。しかし、360度評価の「評価」とは、「点数を付ける」意味ではありません。むしろ「周りの人の認識を知らせる」という意味合いがあります。部下が上司を評価することは難しいと考えがちです。しかし、そもそも上司の業務能力をマネージメント経験のない部下が評価することには無理があります。360度評価での部下から上司への評価は、上司の行動の意味が部下に浸透しているか、部下の評価から把握することが目的です。評価のポイントを理解すれば、身構える必要はなくなります。ここで挙げたポイントに沿って素直な意見、素直な認識を提示しましょう。

部下が上司を評価することの課題

360度評価などで部下が上司を評価する場合には、部下が上司の報復を恐れたり、反対に上司が部下に媚びを売ったりすることがないように、匿名性を重視することが大切です。例えば、部下が上司を変えたいからと取引材料にしてしまうと、組織の規律が乱れてしまう恐れがあります。360度評価の評価の取り扱いに不安がある場合には、人事担当者に相談してみましょう。

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おわりに

360度評価で上司などを評価する際には、個人的な感情に左右されず、公正な視点に立つことが大切です。

上司に限らず、360度評価を通じて人を評価することは、自分自身を見つめ直す機会にもなります。上司への評価を通じて、マネージメントとはどうあるべきかと考たり、自分だったらどうするべきかと考えたりする良い機会と言えます。

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人事評価ナビ編集部

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