導入事例公益財団法人福武財団様

これまで3年契約の職員が多く、
組織の成熟しにくさに課題
開かれた組織、成熟した組織を目指すために
組織診断を活用

公益財団法人福武財団

総務・人事担当部長 山根様

スマレビ for 組織診断
  • 組織風土改善
  • コミュニケーション向上

組織診断実施の背景

なぜ組織診断を導入したのでしょうか?

福武財団は2004年、地中美術館の開館に伴い設立されました。2012年10月からは助成事業を担う他2つの財団を統合し、美術館事業、地域振興活動への助成事業、自主・共催事業の3つの事業を柱にアート活動を行っています。組織診断を導入したのは2011年~12年ごろです。当時は組織の統合があったり、拠点が増えたことで開かれた組織になっていませんでした。従業員のコミュニケーションもうまくいっていない。そこで組織診断を用いてどこに問題があるのかを明確にし、組織の活性化につなげたいと考えました。

施策実施、サービス導入のねらい

施策の実施にはどのような期待があったのでしょうか?

これまで組織内の職員は3年契約の契約職員がほとんどで、3年ごとに人が入れ替わっていました。そのため、業務ノウハウの蓄積や組織としての成熟が図れなかったのです。こうした点に組織運営の難しさがあったように思います。そんなときにベネッセグループで組織診断を行っていると聞き、財団でも導入しようということになりました。

施策実施上の重視したポイント、工夫点

施策はどのような形で実施されたのですか?

診断結果はまず人事部で分析を行い、各部門で詳細な分析をして対策を考えてもらっています。その結果を持ち寄って、そこに人事も入り、全員で会議を行い、決定した内容をそれぞれの部門の事業計画に落とし込んでいます。

運用するうえで気を付けたこと、意識されたことはありましたか?

ここは美術館を運営しているので、一般的な財団法人と比べると多少は収益を考えて経営しないといけません。個人においてもある程度の数字目標を置くことはできますが、それだけでは測れない部分もあります。例えば、来場の人を、どれだけ感動から感激へと変化させることができたか、島民の方にどれだけ喜んでもらえたか、他のスタッフの支援をどれだけできたかなど、測定しにくい部分をどうするのかは課題となっています。そうした点について組織診断も参考にしていきたいと思っていました。

効果と今後の展開

運用を継続していく中で難しさを感じたことはありますか?

いろいろなトライアルをしているのですが、スコアがなかなか上がっていかない点に難しさを感じます。数値が低いときはそれぞれの項目ごとに打ち手を考え、全体に関わることであれば対策を皆で考え、制度や環境整備などを行っています。ただし、例えば部長が変わるなど、組織の人が変わることでかなりスコアが動く面もあります。そうした意味では組織自体がまだ成熟していないのではないかとも考えています。

組織診断の特定の項目において、変えていくことが難しいと思うものはありますか?

組織診断で他の企業と比較をしたいと考えているので、できるだけベネッセグループが使っている項目に合わせるようにしています。しかし、状況の違いなどもあり、なかなか比較することは難しいですね。組織診断で課題のある点については、内部の教育体系や働きやすい環境づくりなどで重点的に改善するようにしています。

CBASEのスマレビについて

CBASEのサービスについて一言いただけますしょうか?

私たちが行っているのはまだ組織診断だけですが、御社のスタッフの方には一所懸命フォローしていただいており、感謝しています。
これからも他社事例など広く情報を教えていただければと思っています。他でこういった手法を行い、こういった成果が出ているなど、生の情報を可能な限りでいいので教えていただければありがたいですね。

今後の利用法などで考えられていることはありますか?

現在、職員を契約ではない正規の形での雇用に切り替えており、来年には職員の9割が正規の形になる予定です。加えて職員も増やしており、組織の状況が徐々に変わりつつあります。先日、360度フィードバックにも興味があり、セミナーに参加して話を聞かせていただきました。正規の形での雇用が組織に定着してきたら、いろいろな組織開発にもトライしてみたいと考えています。

組織診断の導入を検討されている方に一言

これから組織診断の導入を検討されている企業担当者に、アドバイスをいただけますか?

組織診断は今後も継続し、定期的に行っていきたいと考えています。私たちはまだ人数的にも少ない組織ですので、現状ではもう少し今の形でのトライアルを続けたいと思っています。組織開発は難しい課題ですから、私たちがアドバイスをするというよりも、まだ皆さんからアドバイスをいただきたいくらいです。しかし、そうした課題をお持ちの企業は多いかと思いますので、そこでは組織診断は有効な手法ではないかと思います。

公益財団法人福武財団

事業内容:美術館事業、助成事業、自主・共催事業、文化、芸術を振興する国内外の交流事業
設立:2004年
従業員数:約140名