導入事例外資系製造業C社様

ハラスメント対策をきっかけに、
360度フィードバックを導入。
コミュニケーションを活性化し風土改善へ

外資系製造業C社

スマレビ for 360°
  • ハラスメント対策

360度フィードバック実施の背景

なぜ360度フィードバックやアンケートを導入したのでしょうか?

導入のきっかけはハラスメントでした。訴えがあったわけではないのですが、パワーハラスメントのような行為が行われていることは人事でも把握をしていました。例えば、皆がいる前で叱責をする、会議の場でつるし上げをするといった行為が発生していました。本人は指導のつもりですが、周囲から見ればパワーハラスメントです。管理職全体にこうした注意は伝えていましたが、なかなか当事者は自覚してくれず困っていました。

2022年4月からは中小企業もパワハラ防止法の対象になるので、早期に何らかの対策が必要であると考えていました。そうした中で弊社の社長が以前外部研修で360度フィードバックを体験し、自ら行動が変わってよくなった経験があり、管理職に360度フィードバックを導入してみようということになりました。

施策実施、サービス導入のねらい

施策の実施にはどのような期待があったのでしょうか?

パワーハラスメントが起きる背景には、管理職と部下との間にコミュニケーション不全が起きていることが考えられます。そうした状況を変えるためにも、管理職に部下とのコミュニケーションの取り方をもっと勉強させたいと考えました。そうした中で360度フィードバックは、管理職が周囲からどう見られているかを知り、部下とどう接すればよいかについて気づきを与える機会になると考えました。

施策実施上の重視したポイント、工夫点

施策はどのような形で実施されたのですか?

今回の対象者は管理職20名程度で、回答者は全社員200名程度です。設問はCBASEさんの標準設問を採用しました。

運用する上で気を付けたこと、意識されたことはありましたか?

360度フィードバックは初めての導入でしたので、回答者が対象者である上司や同僚に対して適切なフィードバックを行えるのかがとても不安でした。また、匿名とはいっても、どこかで犯人探しが発生して部下が本音で書けなくなってしまうのではないかという心配もありました。

その点については事前にCBASEさんから社内での広報のポイントについて教えていただき、回答者に対して本音でフィードバックをすることの大切さや、誰が書いたか特定される心配がないことなどを伝えることができたので混乱なく進めることができました。

また、360度フィードバックをやりっぱなしにせずきちんと行動改善へとつなげていきたかったので、結果レポートは本人に渡すだけではなく、行動改善シートを記入してもらい振り返りのミーティングを行うといったやり方で進めました。

効果と今後の展開

360度フィードバックでどのような効果がありましたか?

管理職全体では、フィードバックの内容を真摯に受け止めてくれた人が多かったと思います。周囲からのフィードバックを受け、行動改善シートに今後の目標を落とし込んで、今は行動を変えようとしてくれています。普段の声掛けやメールのやり取りにも気を遣うようになっていっています。この点については施策の効果が出ていると感じます。

360度フィードバックをどのように活用しましたか?

直属の上司と面談をしてもらい、行動改善の目標を決めてもらいました。

ハラスメントについても、今回の360度フィードバックによって、管理職の中に問題意識が芽生え、これまでの自分の言葉や行動をついて内省するよい機会になりました。ただし、ハラスメントの当事者とされた人の中には、指摘があまり刺さっていないような人もいました。「自分はできているから大丈夫」と勝手に思い込んでいる様子で、この点についてはこれから個別に対応して、必要があればカウンセリングなども行っていきたいと考えています。

CBASEのスマレビについて

CBASEのサービスについて一言いただけますでしょうか?

スマレビは運用がしやすく、通常の操作や回答などもやりやすかったと思います。当社の人事は日頃から非常に忙しい部署で、360度フィードバックを問題なく運営できるか心配でしたが、忙しい中でもスマレビを使いこなし運営することができました。また、CBASEさんには細かな相談にのっていただき、質問などにも回答いただけて、フォロー体制には大変満足しています。

今後の利用法や展開などで考えられていることはありますか?

現状では同じ対象者に向けて2回目を行い、1回目の後の改善がどこまで出来ているのかを検証したいと考えています。ハラスメントについても抑制されたかを確認し、効果が薄いようであれば、何かフォローをする仕組みを考えたいと思います。ただし、ハラスメント予防のことばかりを考えるのではなく、360度フィードバックをコミュニケーション活性化のよい機会とし、個々が自ら成長していけるような風土づくりを行いたいと考えています。

360度フィードバックの導入を検討されている方に一言

これから360度フィードバックの導入を検討されている企業様に、アドバイスをいただけますか?

ハラスメントというと特別なケースと捉えがちですが、これもコミュニケーション不全の一つの現象であり、マネジメントの問題ではないかと考えています。その意味では、360度フィードバックはコミュニケーション不全を解消する手段としても非常に有効です。人事としてもサーベイの傾向から、表面化していないハラスメントや問題に気づき、改善できるといった効果も期待できます。360度フィードバックは新たな風土をつくる契機になれるものですので、組織改革の補助ツールとしてこれからも定期的に実施していきたいと思います。

外資系製造業C社

ハラスメント対策に苦慮する中で360度フィードバックを導入。管理職への気づきの提供と組織全体の風土改善へ向けた取り組みについてお話いただきました。