導入事例 住友三井オートサービス株式会社様

「風通しの良さ→部下への傾聴力→組織の機動力へ」
360度フィードバックから好循環が生まれた



住友三井オートサービス株式会社

住友三井オートサービス株式会社 人事部 笹川様

360度フィードバック実施の背景

ーーなぜ360度フィードバックを導入したのでしょうか?

2010年より360度フィードバックを導入して今年で10年目になります。
社内ではこの施策を多面観察と呼んでいます。
以前の人物評価は上司から部下だけでしたが、部下から見た上司の情報を集め、上司へのフィードバックを行い、本人の気づきにつなげてもらおうと、この施策を始めました。

 

施策実施、サービス導入のねらい

ーー施策の実施にはどのような期待があったのでしょうか?

導入当時、私は人事ではありませんでしたが、やはり社内の風通しをよくすることが目的だったと聞いています。
360度フィードバックを行う事で、日ごろ聞けない部下からの声を見える化できる事で上司に新たな気づきの機会を提供する事ができてきました。
また、当時はそういった生の声を経営層が求めていたのだと思います。

また、部下の声を日頃のマネジメントに活かせる事も360度フィードバックのよさだと思います。
近年も、自動車リースの浸透率は5%程度で市場の95%は自動車リース化できる余地があります。
一人で開拓できる部下が増えれば新しいお客さまと出会えるチャンスが増える。
だから部下を早く成長させてあげたい・成功体験を積ませてあげたいという思いが他の会社に比べて強く根付いていると思います。
年に1度の360度フィードバックを通して、指導した部下の意見を聞いて、自身の日頃のマネジメントが適切なものか振り返る機会になっています。

私たちは自動車リースで多くの法人と取引があるので、今後は新たなモビリティサービスや新規事業にもチャレンジしていきたい。
事業を育てていくには現場の声、下からの声が大事になります。
360度フィードバックをきっかけに、部下の声を吸い上げて事業へと展開できる組織に変わっていくことが、事業競争力の向上につながると考え、実施を決めました。

 

施策実施上の重視したポイント、工夫点

ーー運用するうえで気を付けたこと、意識されたことはありましたか?

組織が大きくなってきており、回答者が対象者からあまり何階層も役職が離れると回答しにくいので、回答者の選定では条件を付けています。

また、上司は360度フィードバックの実施後は、任意ではありますが、部下へのフィードバックを推奨しています。
多くの上司が自身の結果を部下にメールなどで共有し、グループ会議などで回答への感謝の意を示しつつ、今後の決意を述べるような形で運用しています。

例えば、私の上司は「自分の今回の気づきはこういうことで、この部分について1年間、改善していきたい」といった決意表明がありました。
こうした報告は人事で確認までを行うことはありませんが、職場で当事者が前向きな姿勢を示すことは大事なことだと考えています。

ーー社内への説明や広報で工夫していることはありますか?

制度についてはレターなどで、「上司の行動様式の改善を目的に実施している」「360度フィードバックの内容は、本人の評価や処遇には関わらない」など、制度に関する内容について解説し、目的を正しく理解してもらう活動を行ってきました。

導入して間もないころには、「本人の改善につながらないフィードバックでは意味がないので、改善につながる内容を書いてください」とお願いしたこともあります。
施策がうまく回るように、部下からの言葉の例文をつくってレター内で案内した事もありました。

このようにして10年も経つとやり方が伝わっていったようでで、実施目的に沿わないコメントはほとんどなくなり、書き手側の成長もあるなと感じています。
そして、回答者である部下のスタンスや観点を育成していくことが、効果的なフィードバックを集めるポイントになると同時に、それが今、部下を育成する力のアップにもつながっていると感じています。

 

効果と今後の展開

ーー360度フィードバックでどのような効果がありましたか?

今回「スマレビ for 360°」を実施して感じたのはツールの完成度です。
これまで自前で行っていた360度フィードバックでは設問も自前でつくっていましたが、今年は同社の標準のものを使いました。

「スマレビ for 360°」の項目では、自分ではできているつもりでもできていない項目が出てきたり、逆にできていないと思っていたのに部下からはよく思われている項目がわかったり。
日ごろのマネジメントで気づけない点がわかったことは大変よかったです。
それに標準の設問を使うと、他社との比較ができるので、データ的にも私たちが強みとなる部分や弱みの部分がわかり、そうした分析はありがたいと思います。

 

CBASEのスマレビについて

ーーCBASEのサービスについて一言いただけますしょうか?

シーベースさんの「スマレビ for 360°」を導入したのは昨年からです。
それまではすべての作業を社内で行っていました。
しかし、合併等で従業員も増えた事から、外部委託を考えました。
シーベースさんには多くのノウハウがあり、他社との比較データなどさまざまな情報もいただけるのではないかと考え、お願いすることにしました。

初めての外部委託で心配なことも多かったのですが、サポート面は非常に満足しています。
担当の方は困りごとにもすぐ対応いただき、安心感がありました。

そして、結果のレポートも見やすくて、きれいにまとめていただけて大変ありがたいですね。
特に内製でやっていたころは、フィードバックシート作成に約2週間かかっていましたが、終了翌日に納品があり、驚いたころを覚えています。

ーー今後の利用法などで考えられていることはありますか?

360度フィードバックの新たな利用法としては、メンター制度での参考資料としての使い方を考えています。
私たちは一部メンター制度も運営し、若手に先輩社員を付けていますが、互いを近い環境としないために、基本的には同じ拠点にならないようにしています。

ただ、互いの拠点が離れることになるので、メンターは普段の部下の様子がわかりません。
そこで360度フィードバックを行って、メンティである若手社員の評価や仕事ぶりの情報を得て、メンターの人にレポートをしてあげたいと考えています。

 

360度フィードバックを導入検討されている方に一言

ーーこれから360度フィードバックの導入を検討されている企業担当者に、アドバイスをいただけますか?

360度フィードバックは、社内の風通しの良さに必ず直結するツールだと思います。
私たちの会社はよく風通しがいいと言われますが、360度フィードバックによる効果も大きいと感じています。

これからのビジネスは部下の新しい提案や発想を吸い上げて、それを形にしていくことが大事と言われますが、当社においても今後モビリティサービスという新たなステージに挑戦するなか、より一層既成概念にとらわれない、革新や発想・提案を生みだしていける組織作りが重要となってきます。

360度フィードバック実施により、より一層心理的安全が担保された組織が作れるよう、今後も1年に1回程度のペースで継続してやっていきたいと思います。

 

住友三井オートサービス株式会社

https://www.smauto.co.jp/

事業内容:自動車リース業
設立:1981年2月
従業員数:1985名
(2020年4月1日現在:単体)


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