2017.05.10モチベーション・組織活性化

社員のモチベーションを測るモラールサーベイ(従業員意識調査)の留意点

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組織や社員のモチベーション、社員が抱える不満などは数値化できないため、把握しづらいものです。また、各地方の生産現場など離れた場所で働く社員の声は、管理部門まで伝わらない場合が多々あります。

しかし、社員のモチベーションや満足度の向上は、企業の生産性や利益率の成長にも密接に関係しているため、決して軽視できません。

社員のモチベーションを向上させるためには、現状の社員意識に関する調査を的確に行い、場合によっては改善策を提示することが必要です。そのための有効な手段として利用されている方法が、今回ご紹介する「モラールサーベイ」です。

モラールサーベイとは

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モラールサーベイとは、社員の満足度や問題意識のレベルを、アンケート形式によって科学的に調査・分析する手法です。

調査内容には、労働条件、給与や福利厚生、自我に関することなどの項目があります。

アンケートを実施して概要を把握した後、さらにヒアリングを行い、問題点について詳しく調査することもあるようです。

モラールサーベイを実施し、結果を分析すれば、社員の本音に迫ることができます。そこから、各従業員がどのようなモチベーションを持って働いているか、もしくは職場の人間関係に潜在的な問題点がないかを把握できるのです。

モラールサーベイはなぜ行うべきか

「モラール」はフランス語で「士気・やる気」という意味を表す言葉です。モラールは主に、組織や集団で目的を達成しようとする態度として使われます。すなわち、社員のモラールは職場の環境や労働条件などに影響されて変化するのです。

組織で事業を成功させるためには、各社員のモラールが高くないと実現しません。そのため、社員のモラールを定期的に測定し、本音を聞き出して阻害要因を排除し、職場を改善するために調査を行います。

モラールサーベイ実施における留意点

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モラールサーベイをただ繰り返し行うだけでは、社員の負担を増やすだけで従業員満足度向上にはつながりません。

しかし、適切な意識調査は社内の問題点改善に役立つことはもちろん、調査参加自体が社員の意識を向上させる場合もあります。

より効果的にモラールサーベイを実施するためには、以下の点に留意し、社員から意義のある本音を引き出せるよう心掛けましょう。

【1】目的と必要性を事前に説明する

モラールサーベイを行う際は、調査の目的や必要性を社員にしっかり説明し、理解を得た上で実施しましょう。調査の目的が不明瞭な場合、社員は協力する意義を感じられず、不適切な回答をする恐れがあります。社員の理解を得られないまま調査を行っても、問題点を見つけられない可能性が高いため注意が必要です。

【2】匿名式回答にする

回答者が特定される調査だと、人によっては、上司や同僚に自身の回答が知られることを恐れて本音を書かない可能性があります。そのため、回答者を特定できないように、匿名式で回答する方式を選択しましょう。企業によっては、他の社員が調査に介入しないように第三者機関を利用するところもあります。それだけ、モラールサーベイは気を配って行うべき調査なのです。

【3】社員にフィードバックし、課題を提示・改善する

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モラールサーベイを実施した後は、可能な限り時間をあけずに社員へフィードバックを行いましょう。
フィードバックを行わずに従業員意識調査だけを繰り返すことは、社員の会社に対する不信感を生みます。

フィードバックは具体的に、調査結果の報告と、今後会社がどのような対策をしていくか、という課題の提示になります。
全体の結果と合わせて、性別や年齢など各属性別にクロス集計し、分析を行った上で社員全体に報告しましょう。そして、会社が抱えている問題点や課題を導き出し、社員に協力を呼びかけます。

社員は、職場や労働条件が改善すると信じて調査に協力しています。回答が改善につながらなければ、アンケートは形式的なものとなり、実施した意味がありません。

結果がどのように出るにせよ、その調査結果をもとに、会社が何を・どのようにしようとしているのか明らかにすることが、モラールサーベイの目的の1つでもあります。誠実なフィードバックが会社に対する社員の信頼感となり、改善への協力に結び付くのです。
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おわりに

社員が持つ不満や希望を知ることができるモラールサーベイは、一度だけではなく、継続的に実施していくことが大切です。

企業規模がある程度大きくなれば、一社員が経営層とコミュニケーションをとることは難しくなります。しかし、モラールサーベイを実施することにより、管理に関わる上層部が「社員の声」に耳を傾けることができます。彼ら一人一人の意見は、組織や職場全体の改善を行う上で役立ちます。会社が社員のために努力していることが伝われば、会社に対する社員の信頼感が増し、全体としての一体感が生まれます。ぜひ、モラールサーベイを実施してみてください。

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人事評価ナビ編集部

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