2016.08.23モチベーション・組織活性化

社員のモチベーションを測るモラールサーベイ(従業員意識調査)の留意点

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

important-points-of-morale-survey

組織や社員のモチベーション、社員が抱える不満などは数値化できないため、把握しづらいものです。また特に、各地方の生産現場など、離れた場所で働く社員の声は、管理部門まで伝わらない場合が多々あります。

しかし、社員のモチベーションや満足度の向上は、企業の生産性や利益率の成長にも密接に関係しているため、決して軽視できません。

社員のモチベーションを向上させるためには、現状の従業員意識に関する調査を的確に行い、場合によっては改善策を提示する必要があります。そのための有効な手段として利用されている方法が、今回ご紹介する「モラールサーベイ」です。

モラールサーベイの概要

about-morale-surveyモラールサーベイとは、社員の満足度や問題意識のレベルを、アンケート形式によって科学的に調査・分析する手法です。

調査内容には、労働条件、給与や福利厚生、自我に関することなどの項目があります。

アンケートを実施し概要を把握した後、さらにヒアリングを行い、問題点について詳しく調査することもあります。

モラールサーベイを実施・分析することにより、社員の本音に迫ることが可能です。そこから、各従業員がどのようなモチベーションを持って働いているか、もしくは職場の人間関係に潜在的な問題点がないかを把握することができます。

モラールサーベイ実施における留意点

points-to-make-note-of-morale-surveyモラールサーベイをただ繰り返し行うだけでは、社員の負担を増やすだけで従業員満足度向上にはつながりません。

しかし適切な従業員意識調査は社内の問題点改善に役立つことはもちろん、回答すること自体が社員の意識を向上させる場合もあります

より効果的にモラールサーベイを実施するためには、以下の点に留意し、社員から意義のある本音を引き出せるよう心がけましょう。

【1】目的と必要性を事前に説明する

モラールサーベイを行う際は、目的や必要性を社員にしっかり説明し、理解を得た上で実施しましょう。目的が不明瞭の場合、社員は協力する意義を感じられず、不適切な回答をしてしまう恐れがあります。社員の理解を得られないまま調査を行った場合、問題点を見つけられない可能性が高いため注意が必要です。

【2】匿名性を確保する

回答者が特定される調査の場合、人によっては、上司や同僚に自分の回答が知られることを恐れて本音を書かない可能性があります。そのため、回答者を特定できないように、匿名性を確保することが大切です。他の社員が調査に介入しないよう、第三者機関を利用する企業もあります。

【3】フィードバックと問題点の改善を行う

feed-back-of-result-of-morale-surveyモラールサーベイを実施した後は、可能な限り時間をあけずにフィードバックを行いましょう。

フィードバックを行わずに従業員意識調査だけを繰り返すことは、社員の会社に対する不信感を生みます。事前にフィードバックの内容や手段を決めておき、スムーズに結果の提示を行うことが重要です。

また、調査によって発覚した問題点を改善するための「次の行動」を設定することも大切です。社員は職場や労働条件が改善すると信じて調査に協力しています。回答が改善につながらなければ、アンケートは形式的なものとなり、実施した意味がありません。

おわりに

社員が持つ不満や希望を知ることができるモラールサーベイは、一度だけではなく、継続的に実施していくことが大切です。

企業規模がある程度大きくなれば、一社員が経営層とコミュニケーションをとることは難しくなります。しかしモラールサーベイを実施することにより、管理に関わる上層部が「社員の声」に耳を傾けることができます。彼ら一人一人の意見は、組織や職場全体の改善を行う上で役立ちます。会社が社員のために努力していることが伝われば、会社に対する社員の信頼感が増し、全体としての一体感が生まれます。ぜひモラールサーベイを実施してみてください。

ASP型360度評価支援システムならスマレビfor360°

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
The following two tabs change content below.
人事評価ナビ編集部

人事評価ナビ編集部

人事考課の評価基準や人事面談や多角的な360度評価など、人事評価に関するお役立ち情報を発信しています。