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マンダラートとは?使い方やメリット、注意点を解説

2022.01.29 人材育成

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マンダラートを目標から具体的に何をするべきか、網羅的に整理できるフレームワークです。紙とペンだけで実践できますが、適切な手順で進めなければ、思うような効果が発揮できないでしょう。
今回はマンダラートとは何か、具体的なやり方や注意点まで解説します。マンダラートでやるべきことを整理する際の参考になれば幸いです。

マンダラートとは

マンダラートとは、目標設定方法の1種で、曼陀羅のようなマス目を使って、アイデアを広げる思考方法です。3×3のマス目を使い、中心にメインテーマ、周りに連想されるテーマを記載し、次に周囲8マスのテーマを真ん中に置き、同様のことを繰り返すフレームワークです。
野球選手の大谷選手が高校時代に使っていた方法としても有名で、ビジネスだけではなく、勉強や部活にも活用されています。アプリやテンプレートを使って実践する方法もありますが、紙とペンだけで簡単に実践可能です。
しかし、正しいやり方でやらなければ、思考の整理が十分にできず、効果が中途半端になる可能性があります。

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マンダラートのメリット

マンダラートのメリットは、思考の整理だけではなく、発想の幅が広げられる点です。次で具体的なメリットについて解説します。

具体的な考えが整理できる

マンダラートのメリットは具体的な考えを整理できる点です。抽象的だったものを少しずつ具体化できます。抽象的なテーマになってしまうものはテーマの中心にし、深掘りしていくことで、何をするべきかが明確になります。

発想の幅が広がる

マンダラートは発想の幅を広げるのに役立ちます。中心のテーマに対して8つのマスを埋めるのは簡単ではなく、アイデアが浮かばず苦戦することも多いです。
しかし、そのような中でもアイデアを捻り出すことで、これまでになかった新しいアイデアが生まれることがあります。
また、幅広くアイデアを出すことで、さまざまな可能性を網羅的に検証できる点もメリットです。

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マンダラートのやり方

マンダラートは専用のアプリやテンプレートなどもあるが、紙とペンがあれば簡単に実践できます。具体的な手順は以下の通りです。
・3×3のマスを作り、中心におくメインテーマを決める
・メインテーマに関わりがあるワードを8つ書き出す
・8つそれぞれを次のマンダラートの中心に置く
・重要なものや関連するものをまとめる
次で詳しく解説します。

3×3のマスを作り、中心におくメインテーマを決める

まず3×3のマスを作り、中心におくメインテーマを決めます。メインテーマとして設定する目標は具体的かつ、現実よりもちょっとだけ高い目標を設定することがポイントです。
今回はチームでの売上を〇〇%増加を目標として真ん中に設定する場合を考えます。

メインテーマに関わりがあるワードを8つ書き出す

次に、真ん中に置いたテーマに対して、関連性があるワードを8つ書き出します。今回は以下のように記載しました。

失注率を下げる 契約率の向上 広告
人材育成 チームでの売り上げを〇〇%増加 新店舗
業務効率改善 営業人員を増やす リピート率の向上

 

この8つを出すのが難しいと感じた場合でも、必ず8つ埋めることが大切です。どうしても難しい場合は、テーマ設定が間違っている可能性があります。

8つそれぞれを次のマンダラートの中心に置く

次に上の表で書いた周囲8つのキーワードを次の3×3マスの中心に置き、同様の手順で周りの8マスを埋めていきます。ここでは抽象的なワードを少しずつ具体的にしていくことが大切です。
「広告」を取り上げるとするならば、「新聞折込チラシの出稿」「広報用SNSの運用」などが挙げられます。ここに記載する項目はできるだけ具体的であることが重要です。
全て埋めると、81マスのマス目に記載することになり、それぞれの内容に対して、具体的な行動案が作成されるでしょう。

これらのマスから具体的な行動につなげていく

81マスが埋まることで、抽象的だったアイデアが具体的な行動案に変化していきます。マスに記載した項目を一つ一つクリアすることで、目標達成に近づくはずです。
やるべきことをある程度網羅的かつ具体的に把握できるため、行動にもつなげやすいでしょう。
一旦はこれでマンダラートは完成ですが、「まだちょっと抽象的で行動に落とし込めない」という場合は新たにキーワードを派生させても構いません。ただし、最低9×9マスは埋めなければ、具体的な行動にはつなげにくく非効率的です。
考えるのが難しいと感じても、ここまでは考える必要があるでしょう。

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マンダラートを実践するときの注意点

マンダラートは簡単に実践できる方法ですが、注意するべき点もあります。これらの点を守らなければ、マンダラートがうまく機能しない可能性があるでしょう。どのような点に注意するべきか、次で解説します。

81マス以上記載する

マンダラートは最低でも、9×9の81マスは埋めておかなければ機能しません。81マスが埋まらない場合、考えるべきことを網羅できておらず、抜けや漏れが発生し、十分な成果につながりにくくなるためです。そのような場合は、マンダラートが十分な効果を発揮せず、中途半端に終わってしまいます。
また、81マス記載していても、具体的な行動案といえるほど具体的にならないこともあるでしょう。その場合は新しく中心テーマを作成し、またアイデアを具体化する作業を進めていきましょう。具体的な行動内容にまで記載することが、マンダラートを活用する際のポイントです。

最初の目標設定が重要

マンダラートを活用する場合は最初の目標に何を設定するかが重要です。目標はある目的に対して必要な目標であり、数字などある程度具体的な指標である必要があります。
目標設定がある程度具体的になっていると、必要なプロセスが把握しやすくなります。目標設定が抽象的な場合や、適切ではない場合、プランが途中で出せなくなる、適切な行動につながらないという可能性もあるでしょう。

中心9マスの関連語は具体性を意識する

中心9マスの関連語は具体的な行動につながることが大切です。具体的な行動案まで記載することで、完成時に自分が何をするべきか明確になります。数字や期限、手段などを明記することがポイントです。
しかし、マスの中心においたワードによっては具体的にするのが難しいこともあるでしょう。そのような場合は、抽象的なワードの部分をもう一度マスの中心に置いて新しいマンダラートを展開するのがおすすめです。

止まってしまった場合は一旦次のワードにいく

マンダラートは全て埋めることが重要ですが、どうしてもアイデアが浮かばず、止まってしまう場合もあります。どうしても埋まらない場合は一旦別のマスを埋めることを考え、一通り埋めてから戻るのがおすすめです。
別のワードを埋めていくときに、アイデアのヒントが生まれることがあります。全て埋めることが大切ではありますが、次に進めても問題ありません。

埋めるのが難しい場合は、ワード変更も考える

上記の2点を意識してマスを埋めようとしてもなお、埋められないワードが出てくる可能性があります。そのような場合はワードを変更するのも検討しましょう。
周辺8マスが埋められないワードはアイデアとしての実現性に乏しく、有用ではない可能性があります。そのような場合は、別のワードに変更し、埋められないか検討してみましょう。

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まとめ

マンダラートはある目標に対して何をするべきか、網羅的に把握できるフレームワークです。紙とペンがあれば簡単に実行でき、やり方自体はそれほど難しくありません。しかし、実践のポイントを抑えてなければ、十分な効果が発揮できない場合もあります。
今回の記事を参考に、網羅的かつ具体的な行動につなげるマンダラートを作成してみてください。


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HRコラム編集部

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