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評価者研修は必要?360度評価の考課者訓練と教育について、わかりやすく解説

2016.08.23 管理職育成
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勤続年数や年齢によって評価する年功序列の人事制度に代わり、現在は実力や成果によって評価する成果主義が浸透しています。
人事評価の重要性が以前よりも高まり、多面的に人材を評価できる手法が求められているのが実情です。
そんな中、注目されている評価方法の1つに、「360度評価」があります。
しかし、360度評価では管理職以外も評価者になるため、評価者の能力が問題になってきます。

そこで今回は、360度評価の考課者訓練についてご紹介します。

人材を多面的に捉える「360度評価」

これまでの一般的な人事評価は上司1人によって行われてきました。
360度評価は部下や同僚、時には取引先の担当者など、複数の人が評価し、人材を多面的に捉える評価方法です。

複数の人がさまざまな角度から人材を評価することによって、今後の育成方針の決定や本人のモチベーションアップに役立てることができます。

ビジネスパーソンには個人の資質や適性のみならず、責任性や協調性、リーダーシップなどのプロジェクト遂行に欠かせない能力も求められます。
ビジネスで要求される幅広い能力を正確に評価するためには、360度評価による複数の視点が必要です。
1人の視点では人材の一面しか見ることしかできません。

→360度評価のメリット・デメリットを理解し考課者訓練に活用する
「失敗しない!360度評価(多面評価)のメリット・デメリット」

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人事評価では「評価のブレ」が起きやすい

人事評価に関わったことのない人が評価者となる可能性がある360度評価では、評価者の主観が入り込むことによって、「評価のブレ」が生じる可能性があります。

360度評価に限らず、人事評価の重要なポイントは客観性です。
自分の部下を甘く評価すること、好き嫌いやステレオタイプに基づいた評価をすること、仕事以外の面まで評価に入れること、一個人の経験や価値観だけで評価することなどは避ける必要があります。

客観的な評価結果のフィードバックは各社員の気付きや成長を促します。
自分の能力や会社への貢献度について、適切な評価結果のフィードバックを与えることにより、初めて人事評価が意味を持ちます。

しかし、人事評価の経験が浅い場合、あるいは、これまで人事評価の経験がない場合は、客観的な評価を行うことは容易ではありません。
誤った評価によるフィードバックは何も成果を生まないばかりか、被評価者に不安や不信感を持たせてしまいます。

そのため、360度評価の精度を高めるためには、考課者の教育が不可欠です。

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360度評価の効果を最大限に引き出す「考課者訓練」

考課者訓練としてよく実施される内容が、評価制度の仕組みに対しての理解を深める研修です。
評価する側と評価される側の双方が評価の仕組みを理解することが、360度評価の成功につながります。

考課者訓練では、まず、評価エラーについての知識を学ぶことが一般的です。
評価エラーとは、さまざまな要因による人事評価の誤りを言います。

360度評価などで考課を行う際には、評価者による意図的なエラーから、意図せず犯してしまいがちな評価エラーまでさまざまなエラーが起こりえます。

代表的な評価エラーとして挙げられるのは、学歴や性別などによる先入観によって評価が歪む「先入観エラー」や、特定の評価項目についての印象が強すぎたことで、他の評価項目にまで影響が及ぶ「ハロー効果」です。
評価者自身の能力を基準に評価してしまう「対比誤差」や評価時期に近い出来事に左右されてしまう「近接誤差」も起こりやすいです。
被評価者に対する情報が不足しているケースや、自分の評価に自信がないため、高い評価や低い評価を付けることを避ける「中心化傾向」といったエラーもあります。

360度評価であらかじめ起こりやすいエラーを把握することにより、エラーの発生を防ぐことが可能です。
そして、ケーススタディによる演習やフィードバックの方法についての研修などが行われます。

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個々の評価は明らかにしない

考課者研修を行っても、個々の評価がオープンになってしまうと、上司や同僚に対して公正な評価をしにくくなります。
しかし、評価を伝えないと、360度評価を取り入れる効果が薄れてしまいます。
そこで、個人へのフィードバックを行う際には、評価者ひとりひとりの評価が知られることがないような方法をとることが大切です。

ただし、評価者全体の平均をとってしまうと、被評価者は上司にどう評価されているか、あるいは、同僚にどう思われているか、把握できなくなってしまいます。
そこで、評価者を決める段階で、上司や同僚、部下といったカテゴリーごとに、評価者が複数人になるようにします。
そのうえで、「上司の平均」、「同僚の平均」といった形で、複数の評価者の平均を伝える形が望ましいです。

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おわりに

今回は360度評価における考課者訓練の内容と必要性についてご紹介しました。
360度評価は人材育成や社員のモチベーションの向上に欠かせないツールです。
精度の高い評価を行うために評価者の教育が必要であることを会社全体で理解することによって、360度評価を正しく活用することができます。

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HRコラム編集部

「CBASE 360°」は、株式会社シーベースが提供するHRクラウドシステムです。経営を導く戦略人事を目指す人事向けのお役立ち情報をコラムでご紹介します。


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