2016.08.23360度評価 , 人事制度・評価

業務遂行の意味と業務遂行能力(職務遂行能力)の評価方法

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適切な人事評価は社員のモチベーションを高め、企業活力を向上させます。適切な人事評価を行うためには、業務遂行の意味及び業務遂行能力について正確に把握しておくことが重要です。

そこで今回は、業務遂行の意味と業務遂行能力の評価方法についてご紹介します。

「業務遂行」「業務遂行能力」

6631-00102-2「業務遂行」とは、与えられた業務について責任を持って最後までやり遂げることです。

業務遂行の際に発揮される能力を「業務遂行能力」と言います。

例えば、上司の指示でコピーを100部取る業務であれば、いつ、どこで、どういう目的で使用され、いつまでに用意しなければならないかを理解した上、上司の望む形でコピーを取る必要があります。

コピーを依頼した上司が何を望んでいるかを把握するためには、上司の言葉から状況を読み取る理解力、上司の指示で不明な点があれば質問するコミュニケーション能力が必要です。

仕事のパフォーマンス=「保有能力」×「発揮能力」

6631-00102-3業務遂行能力は「保有能力」「発揮能力」の2つに分類することができます。保有能力と発揮能力を掛け合わせた結果が仕事のパフォーマンスです。

「保有能力」とは人材が持っている基礎力を指します。保有能力としては知識、技能、体力などの単純作業の反復によって得た能力と、経験から身に付いた判断力、企画力、指導力などの精神的な習熟能力も含まれます。

一方「発揮能力」とは、自分の持つ能力を最大限に発揮して結果に結び付ける能力のことです。責任制や積極性、協調性など、特にチームで行う業務に不可欠な能力と言えます。

業務遂行能力の評価方法

6631-00102-4ここでは、業務遂行能力の評価方法の1例をご紹介します。

評価シートを作成し、責任や役割などの各レベルに要求される基本的能力と技能・技術に関する能力について、自己評価及び他者の評価を行います。職務遂行のための評価基準を設け、A(常にできている)・B(だいたいできている)・C(できていない)の3段階で評価してください。

職務遂行のための基本的能力

・ビジネスパーソンとしての心構え

「職場のルールを遵守している」「業務指示の意図を理解した上で仕事に臨んでいる」「お客様に満足していただくことを意識している」

・責任感

「同僚、上司、お客様との約束を守っている」「決めたことは最後までやり遂げている」「自分のミスを責任転嫁していない」

・ビジネスマナー

「あいさつをきちんとしている」「敬語を使い分けている」「礼儀正しい対応をしている」

・コミュニケーション

「報連相(報告・連絡・相談)ができている」「論理的に話すことができている」「苦手な相手も含めて、誰とでもコミュニケーションを取ることができている」

・チームワーク

「後輩の指導をしている」「忙しいメンバーの仕事を手伝っている」「チームで行う業務は役割分担をしている」

・チャレンジ精神

「難しい仕事にもチャレンジしている」「業務改善に取り組んでいる」「自己啓発に励んでいる」

・思考力

「納期を意識しながら、仕事のスケジュールを立てている」「うまくいかない場合は、原因追及に取り組んでいる」「不測の事態が発生した際、動じることなく対応できている」

技能・技術に関する能力

・ビジネス知識

「ビジネスで必要な一般常識を備えている」「会社の組織について理解している」

・PCスキル

「業務で使用するソフトウェアの利用に習熟している」

・コンプライアンス

「業務で知り得た情報は外部で公言していない」「仕事とプライベートを分けている」

・関係構築

「周囲と信頼関係を築けている」

・成果の追求

「複数の業務を抱えている場合は、優先度の高い仕事を優先させている」「効率的に業務を進められるように工夫している」

おわりに

今回は、業務遂行能力の評価方法についてご紹介しました。人事評価は企業の発展にとって重要な要素の1つです。業務遂行能力評価の際は、多面的な評価が可能な「360度評価」の活用をおすすめします。

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人事評価ナビ編集部

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