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マネジメントに活かせる資格とは?必要とされるスキルから、資格取得時の注意点まで解説!

2021.09.17 管理職育成

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会社運営において、マネージャーポジションの社員には高いスキルと幅広い知識、情報活用の能力が求められます。とはいえ、中小企業ではマネージャー育成に時間をかけられない場合も。このような時に会社側から注目されるのがマネジメント能力に効果が見込める資格取得を社員に促進すること。

今回はマネジメントに活かせる資格について解説します。

マネジメントとは?

P・Fドラッカーの言葉では「マネジメント=組織に成果を上げさせるための道具、機能、機関」「マネージャー=組織の成果に責任を持つ者」と定義されています。組織が果たすべきミッションを達成し、組織で働く人たちを活かしながら社会に貢献する。これがマネジメントの役割とされています。

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マネジメントに求められるスキルは何か?

組織の成果を左右するマネジメントの能力は、多岐にわたる能力を複合的に発揮することが要求されます。

分析力

冷静かつ公平性が高い視点での分析力がマネジメントでは必要です。多くの情報を効率よく入手し要不要の判断や統計的にイメージする、数字の変化を追う能力も分析の精度を高めるために必要です。

課題発見力

大きな視野で全体を把握し、細やかな配慮で小さな綻びも見つけ、この先の会社の方向性に対するリスクや課題を見抜く課題発見力も必須の能力です。
これには高い観察力と洞察力、社会の流れを敏感にキャッチする力が必要です。

リーダーシップ

見つけた課題、様々に得た情報・分析を業務に活かし、的確かつスピーディな判断で、業績の向上、会社の活性化につなげるためには、多くの人を巻き込むリーダーシップも欠かせません。

リーダーシップも上から引っ張り上げるタイプ、下から持ち上げるタイプと多様ですが、複数のリーダーシップスキルを使い分けられることが最近では求められることが多くなりました。

経営知識

どのポジションでマネジメントを行うにも、経営者目線で考えていくことも必要です。会社経営陣がどのようなビジョンでどのように経営していくのかを想定し、自発的に行動し、周囲にもそのビジョンを浸透させることを期待されるからです。

会計知識

経営知識とともに大切なのが会社のお金の流れを把握する会計知識です。コストと成果の関係も含め、資産のリソースへの投資の仕方を考えられることがマネジメント人材には必要とされます。

プロジェクトを遂行する能力

会社の運営では、プロジェクトの進行スピードやそのプロジェクトが生み出す成果が重要になります。マネージャー人材には、経営の方針として求められる期限に向けて遂行するだけでなく、プロジェクトの過程を適切にコントロールし、都度、課題を見つけ対処に向けての指摘、指示といった行動を取れることが求められます。
ここには計画策定・調整力、伝播力、即時対応力といったものも必要です。

コミュニケーション能力

ただの仲良し団体としてのコミュニケーションではなく、社員個々のモチベーションや能力を引き出し、適切な指示や指導、指摘ができるように交流を保つ、そんなコミュニケーション能力が必要です。
相手を理解し、相手の要求を引き出し、そして、自分の意向、会社の意向を正しく伝え会社運営として社員と会社の適切な関係性を維持するハブ的存在となることもマネジメントでは重要視されています。

マネジメントと資格の関係

マネジメントを行うために何か資格を必要とするわけではありません。
しかし、マネジメントを行う人には経営をイメージしての多くの能力を求められます。これを体系立てて効率よく学び、実践に活かすために資格取得が効果的と言えます。

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マネジメント に役立つ資格

ビジネススキル関連

ビジネススキルを向上させるために効果を期待できる資格は以下の通りです。
・衛生管理者
・キャリアコンサルタント
・メンタルヘルス・マネジメント検定試験
・ロジカルシンキングマスター
それぞれの資格を見ていきましょう。

・衛生管理者

職場の安全環境づくりを労働安全衛生法に則って推進、保全するための役割を持つのが衛生管理者です。一定規模以上の事業所では衛生管理者、医師、労働衛星コンサルタントなどの有資格者から衛生管理者の選任が義務付けられています。難易度はある程度の知識、技術を必要とするレベルとなっていますが、第二種と第一種があって、第一種は対応すべき範囲が広くなります。

・キャリアコンサルタント

労働者のキャリア形成や能力開発について支援する専門職に向けての試験。キャリアコンサルタント試験とキャリアコンサルティング技能士があり、どちらも国家試験です。難易度としてはキャリアコンサルティング技能士の方が熟練レベルとなり難易度が上がります。キャリアコンサルタント試験の難易度はある程度の知識と技能を必要とするレベル、キャリアコンサルタント技能士は独学でしっかりと勉強時間を確保する必要があるレベルとなります。

・メンタルヘルス・マネジメント検定試験

企業で働く人たちの心の不調を未然に防止し、活力ある職場づくりを目指すため必要なメンタルヘルスに関する知識や対策、対処を習得する試験です。公的資格で難易度はある程度の知識、技術を必要とする、というレベルです。

・ロジカルシンキングマスター

論理的思考を構築する上での基礎知識となる帰納法・演繹法から理論展開の方法や、優先順位を立てるためのマトリックスなどの有効手段を活用するなど、多角的な考え方、より論理的な思考を身につけるための民間資格です。在宅による試験で70%以上の評価にて合格となりますが、比較的新しい資格のため難易度は一般的なレベルという印象までとなります。

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経営・会計関連

経営・会計などマネジメントで必要となる運用知識、能力に効果を発揮する資格は以下の通りです。
・中小企業診断士
・社会保険労務士
・ビジネスマネージャー検定
・MBA
・PMP
・日商簿記検定
・公認会計士
それぞれについて確認していきましょう。

・中小企業診断士

企業の成長戦略の策定について専門的知識に基づいてアドバイスしたり、成長計画の立案や実績など幅広いコンサルティング業務を行う知識・能力共に必要とされる資格です。難易度としては独学で取得できる最高峰の一つとされています。

・社会保険労務士

企業における人材分野の専門家で労働、社会保険に関するスペシャリストです。内容により当事者の代理を行うことも認められる国家資格で、労働管理・労働、社会保険に関する事項についての相談・指導も行います。難易度としては独学で目指すものとしては最高峰とされています。

・ビジネスマネージャー検定

管理職やマネージャーが身につけておくべきマネジメントの知識を体系的に学ぶための検定です。東京商工会議所及び各地商工会議所により実施される公的資格で、難易度はある程度の知識、技術を必要とする、というレベルです。

・MBA

経営学の大学院修士課程修了者、経営学修士にあたる資格です。海外、国内とで取得する方法がありますが、スクールへの入学や講義の参加が必要であるため、費用と時間の確保が課題になるケースが多くあります。難易度としては、しっかりと独学の時間の確保が必要なレベルです。しかし、課題は前述の通り、講義参加の時間と費用の確保かもしれません。

・PMP

PMP(Project Management Professional)本部が認定するプロジェクトマネジメントに関する国家資格です。受験には実務経験と35時間の研修が必要で、難易度としては、独学でしっかりと学習時間を確保する必要があるレベルです。

・日商簿記検定

企業の規模の大きさや業種・業態を問わず、日々の経営活動を記録・計算・整理して経営成績と財政状況を明らかにする技能で1〜3級まであります。

難易度としてはある程度の知識、技術を必要とする、というレベルです。

・公認会計士

会計の専門家であり、会計監査、企業の財務諸表を独占業務とする国家資格。経営や経理のコンサルティングや税務業務も行います。難易度は独学で目指す場合の最高レベルの難易度です。

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資格を得るメリットは?

マネジメントの資格を取得するメリットを考えてみましょう。

スキルアップ

ビジネスの現場にて磨かれるスキルも多いマネジメントスキルですが、自分の成長の様子が見えにくいものです。資格の取得でスキルアップしたこと、成長した足跡が掴みやすく、以後のモチベーションアップにもつながるでしょう。

キャリアアップ&収入アップ

その資格を持っているだけで資格手当の対象となって収入のアップとなる場合があります。合わせ、その資格があるから任されるという業務もありますので、直接的にキャリアアップ&収入アップ、さらには人事査定でプラス評価の上乗せも期待できる場合もあります。マネジメントは期待されることの多さに見合った評価を実感しにくい部分もありますので、社員の自己有用感の向上になるでしょう。

セカンドキャリアの形成に役立つ

長期にわたってのキャリアビジョンをイメージし、ターニングポイントとなるところでマネジメント資格を取得することで、社内でのステップアップ、業務の拡大がイメージしやすくなり優秀な人材の流出防止と、経営者視点での実務実践の経験と資格の裏付けが長期キャリア形成後のセカンドキャリア形成へと移行が進めやすくなると期待できます。

実践力への期待

経験、ロールモデルの踏襲での業務ではなく、理論背景、専門知識に裏付けられた実務へと変わっていきますので、より効果的、合理的な実務実践への期待ができます。

新たなネットワークづくり

社員が同じ資格を目指す仲間を作ることで社内外にて優秀な人材のネットワーク形成も期待できます。特に社外で学びの仲間を増やすことは、より良い人材をこのネットワークを通じて得たり、外部人材との交流で資格以外の部分での成長を果たしたり、また、外注先の新規開拓など、会社側のメリットは少なくありません。

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マネジメントに関する資格取得で注意すべきこと

マネジメントに関する資格に関し、会社側が社員に求めて取得させる場合は、資格人関連する費用をどこまで会社が負担するのかを明確にしておく必要があります。そのほか、資格取得に対し、福利厚生として支援制度を設けている場合は、支援金額を決めるは資格種類か、それとも受験料などの金額なのか、通学を必要とする場合は休日や勤務時間の調整の可否をどうするか、など就業規則や資格支援制度への運用ルールを整備することも大切です。
また、社員が退職・転職を意識し始めると資格取得に意識が向くことが多くありますので、離職の兆候を見せていないかの確認も必要でしょう。

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まとめ

今回は、マネジメントに関する資格について解説しました。マネジメントを意識できる社員が増えるということは、会社の運営意図を理解して業務遂行に向かう社員が増えることにもなります。社員が積極的にマネジメントの資格取得を考えるようになると、会社の方向性やビジョンが浸透しやすい環境づくりにも一役買うケースも増えることでしょう。


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HRコラム編集部

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