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発達指向型組織とは?全員が成長する企業の作り方を解説

2021.07.19 その他

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発達指向型組織とは何だろうか」
発達指向型組織とは?どのような組織を作れば良いのだろうか」
と気になりませんか。
発達指向型組織とはこれからの時代に対応できる変化に強い組織のことを指します。
発達指向型組織は変化の激しい時代に対応するための組織であり、常に学習しながら発展する組織だからです。
この記事を読めば、発達指向型組織について理解することができ、自社でも適用可能かどうかについて考えることができます。
発達指向型組織とは何かについて悩んでいる方はぜひ最後まで読んでいって下さいね。

発達指向型組織とは?

発達指向型組織とは、ロバート・キーガン氏とリサ・ラスコウ・レイヒー氏が提唱したDeliberately Developmental Organization=DDOのことを指します。
成人発達理論をベースにして展開されています。
弱さを隠すことに多大なコストを割くのではなく、失敗と弱さを分析して行動改善を促し利益に変換するという考え方の組織運営方法です。
利益の追求と人間の成長は一体であり、高収益かつ長寿の企業は社員の成長と経済的な成長の両方を達成しているということです。

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発達指向型組織のベースとなる成人発達理論。3つの大人の発達段階とは?

発達指向型組織には成人発達理論という理論があります。成人発達理論は大人が成人になっても成長し続けるという考え方が根底にあります。
また、同じ年代層の大人同士でも成長には違いがあります。
かつては人間の知性の発達は身体の発達と同じように考えられており、20代で成長はストップすると考えられていました。
しかし、成人発達理論では研究によって大人になっても知性は発達しているということを発見しています。
つまり、人間の知性の発達は年齢でストップするものではなく一生を通じて発達していくということです。

参考:ロバート・キーガン、リサ・ラスコウ・レイヒー(2017)『なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか』中土井僚監訳、池村千秋訳 P91-125

成人発達理論には以下の段階で人間の知性は発達していくと考えられるとしています。
・環境順応型知性
・自己主導性知性
・自己変容型知性
それぞれについて解説します。

環境順応型知性

環境順応型知性とは、他者からどう見られているのか、評価されているのかを原因として仕事をする段階のことを指します。
チームプレイヤーとして仕事を進め、帰属対象に忠実に行動することで自我を形成します。
自分自身が行動に役割や目的を持っていない段階を指します。

自己主導性知性

自己主導型知性の段階になると、周囲の環境を客観視できるようになり周囲の期待などだけで仕事をするのではなく自分自身で仕事を判断できるようになります。
自分自身の価値観や考え方に沿って自律的に行動し、自我を確立することができます。
チームプレイヤーだった前段階よりも高い視野で仕事を出来る段階です。

自己変容型知性

自己変容型知性の段階に達した人は学ぶことによって人を導くリーダーとなります。目的や目標によって柔軟に仕事のスタンスを変える柔軟性を持っており、既定路線となっている仕事にも疑いの余地を持つようになります。
つまり、変化に強く仕事の改善を続けられる段階にいるということです

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発達指向型組織の目的

「発達指向型組織の目的とは何なのだろうか」と気になりませんか。
発達指向型組織の目的としては以下の目的があります。
・全員が成長する文化を作る
・安全でありながらも厳しい要求を達成できる組織を作る
それぞれについて解説します。

全員が成長する文化を作る

発達指向型組織の目的として、全員が成長する文化を作るという目的があります。発達指向型組織では失敗を記録して全員が成長する機会を設けることができるからです。社員全員が弱さを隠さず失敗から学ぶことで成長することができます。

安全でありながらも厳しい要求を達成できる組織を作る

発達指向型組織の目的として、安心でありながらも厳しい要求を達成できる組織を作るという目的があります。失敗を記録して改善を行う過程では精神的なストレスやプレッシャー居心地の悪さを感じる社員がでることもあり得るため、それを取り除く仕組みや考え方が必要なためです。
失敗しても弱さをさらけだしてもお互いに支えあえる強い組織作りが重要です。

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発達指向型組織が注目される背景

発達指向型組織が注目される背景には変化の激しいVUCAの時代になったという理由があります。
変化に組織として対応していくためにも従業員と会社の両方が成長していく必要性があります。
企業も社員も常に学びながら成長してかなければ課題解決ができない可能性があります。

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発達指向型組織の特徴

発達指向型組織を支える考え方として、3つの考え方があります。
人の発達を支えるために欠かせないコミュニティ(ホーム)と、発達を実現するために重要な慣行(グルーヴ)、発達への強い欲求(エッジ)の3つです。

参考:ロバート・キーガン、リサ・ラスコウ・レイヒー(2017)『なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか』中土井僚監訳、池村千秋訳 P126-226

発達指向型組織の特徴は以下の3つの言葉で表現されます。
・エッジ
・グルーヴ
・ホーム
それぞれについて解説します。

エッジ

エッジとは発達への強い欲求を後押しする仕組みのことを指しています。失敗や弱みをチャンスと捉えて、チャレンジするような組織内の考え方のことです。自分の限界を認識して超えていくチャレンジをすることが重要です。

グルーヴ

グルーヴは発達指向型組織においては発達を実現するための組織上の慣行を指しています。安定を崩すことが建設的な結果につながることがあるという考え方を持ち、社員のチャレンジとサポートがしっかりと慣行となるように支えていくことです。新しい仕事にあえて社員を任命し続けることで成長を促せるということです。

ホーム

ホームは弱さをさらけだし、弱点が共有されるために重要なコミュニティを指しています。
仮に弱さを社員がさらけ出したとしても、それによって弱みに付け込まれて社会人生活がより大変になるのではないかという社員の不安を払しょくするためにお互いをサポートしあうことが大切なためです。
安心できるホームの形成のために地位によって特権が伴うことがないようにするなど積極的に良いホームを築く方策をとることが重要です

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発達指向型組織を目指すメリット

「発達指向型組織を目指すメリットって何なのだろうか」と気になりませんか。発達指向型組織を目指すメリットとして、以下のメリットがあります。
・退職率の低下や社内コミュニケーションの活発化
・コストの削減
・難しい問題の解決
それぞれについて解説します。

退職率の低下や社内コミュニケーションの活発化

発達指向型組織を目指すことによって、退職率の低下やコミュニケーションの活発化を目指すことができます。発達指向型組織は社員の居心地の良さを確保しながらも、難しい要求を達成していく組織となっているためです。社員同士が意見を言い合い、組織が活発化していき弱みをさらけ出すことで社員の業務上のストレスを軽減することができます。

コストの削減

発達指向型組織を目指すことによってコストの削減を行うことができます。
社員個人が弱みを隠すために無駄な仕事を抱え込まなくなるためです。
お互いの弱点が強みになることを知ればスムーズに仕事は運び生産性が上がり、弱みを隠すために割く労働時間などのコストを削減することができます。

難しい問題の解決

発達指向型組織を目指すことによって難しい問題を解決することができます。
理由として、発達指向型組織では過去からある組織の都合上解決できなかった問題を解決することができる可能性を持っているためです。
社員同士が信頼し合えずになかなか改善できなかった大きな問題を解決できる可能性があります。

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発達指向型組織を目指すために有効な手段である360度評価

発達指向型組織を目指すために有効な手段である360度評価を活用してみましょう。
360度評価は上司が部下を評価し、部下も上司を評価するという特性を持った評価制度であり、360度評価と非常にマッチしているからです。
特に職位に関係なくお互いの意見を言い合い弱みを認識しあうなど発達指向型組織では地位によらず組織を改善することが重要となっています。
ぜひ、発達指向型組織を目指すために360度評価を活用してみてください。

360度評価につきましては、下記の記事をご参照ください。
参考:360度評価とは?多面評価を採用するメリットとデメリット

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まとめ

今回は、発達指向型組織について解説しました。
発達指向型組織においては社員全員が発達・成長を目指す組織を構築することが可能です。
特に本文中でも解説した長年解決できなかった組織上の課題などが解決できるなどのメリットに目を向けてください。

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HRコラム編集部

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