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CEOインタビュー:Atiom(エイティオム)社:楽しく、効率的で可視化できる従業員の取り組みと教育

2021.03.10 海外HR情報

新たな成功事例―ATIOM
マシュー・シュプリーゲル:CEO、共同創立者

どんなビジネスをなさっているか、簡単にお答えください。
ATIOMというモバイルファーストの研修企業で、職場におけるデジタルトランスフォーメーションに重点を置いています。弊社は部下の教育や雇用についてマネージャーを手助けしながら、日々従業員の取り組みと学びを推進しています。

以前には何をなさっていましたか?

英国を拠点とするヘルスケアコンサルティング会社のアジアパシフィック部門で経営を担当していました。

御社の製品について説明してください。どんな機能を持っているのですか?

弊社の製品は学びを楽しく、容易にし、従業員、マネージャーの双方による進捗の可視化をできるようにしながら、企業の研修をゲーミフィケーションしています。個人が自分の時間内に、いつでも、どこでもアクティビティを完了できるようユーザー中心の経験を第一としています。毎日のラーニングモジュール内にカンパニーヘルスメーターという測定ツールを設置し、マネージャーがチームの従業員の取り組みレベルを数値化するのに役立てています。

主な長所は何ですか?

ATIOMは従業員の継続的な成長を推進し、弊社のデータトラッキングツールはスキルと知識の隙間を明らかにするのに役立ちます。教材は全て短く作成されていますが、弊社の手法は頻繁に容量を超えてしまいます。多くの企業が教室の中で、長く、退屈なセッションを行っている一方、弊社のユーザーは、年平均32時間以上の研修を完了し、個々の研修は1日5~10分単位のものとなっています。

最も身近な競争相手は誰ですか?

シンガポールを拠点とするGnowbe社とカナダの企業Axonify社です。また、中国で開発されているWeChatに基づく多くのミニプログラムの情報も参照しています。グローバル企業の教育管理システムと研修の機能性に取って代わるというよりも、むしろ補完するものと考えています。

最初の顧客は誰ですか?またきっかけは何だったのでしょうか?その顧客はそれまで何を使っていたのでしょうか?切り替えの決定的な要因は?

3年くらい前に接客業のエグゼクティブ向けのチャリティーディナーでマンダリンオリエンタルホテルとウェスティンホテルのジェネラルマネージャーにお会いしました。私は簡潔な会社説明をするべくベストを尽くしましたが、休憩前におふたりとも自分のチームをATIOMに参加させたいとおっしゃいました。こうして最初の顧客となったのです。その前彼らは、使い勝手が悪く、アップデートが困難、またニーズに合わせることができないグローバルラーニングマネジメントシステムを使っていました。

どうしてこのビジネスを始めようと思ったのですか?

前に勤めていた会社では、1日8時間を10日間、教室に詰め込まれ、講師がパワーポイントを一字一句読み上げるのを聞いていました。他の業界のリーダーと話をし、当時の同じような非効率な取り組みを発見し、企業の教育にまつわる経験ということにおいて、この市場が抱えている莫大なギャップに気づきました。

この仕事を始めるために、どんなことを一番犠牲にしましたか?

ガールフレンドと親しい友人達はこの会社を始めた1日目から私を応援してくれています。仕事を家に持ちこむので、彼らと過ごす個人的な時間がおそらくいつも最大の犠牲となっているでしょう。

資金調達の方法を聞かせてください。

私たちが仕事を辞め、ATIOMに専念しようと決心した時、昔からの家族の友人でその会社をやめてOracleに移った人が最初の融資をしてくれました。当初数年間、ATIOMが継続して成長できるよう出資してくれた少数の人達もいました。去年、幸運にも中国のアクセラレーターのSOSV社とArtesian Capital社の資金援助を得られました。

どのマーケティング形態が最も成功を収めましたか?

イベントは存在感を示すということにおいて常に優れていますが、無料研修プログラムを提供することは、業界における優位性を確立するのに役立ちます。

仕事がある時の典型的な一日はどんな感じですか?

スムージー、瞑想、何らかのエクササイズで毎朝スタートしています。いつも8時~9時にメールの返信をし、次にすぐ1対1でのミーティングとチーム全体の業務把握に移ります。ランチ以降のほとんどの時間はオフィスを出てクライアント、パートナー、投資家との打ち合わせに費やしています。遅くまで仕事をしないときは、お茶と好きな本でリラックスに努めています。

あなたのビジネスは、特に誰から影響を受けていますか?どうしてそのようにお考えですか?

パートナーのデビン・リカストロ、アリ・ノスラーティ以外でも、私たちのビジネスに影響を与え助けになっている人は大勢います。1人思い浮かぶのは、ステファン・ドイル、中国で初めて働いていたころから彼は親友であり助言者で、大きなキャリア変更を手助けしてくれ、ATIOMの立ち上げのため、企業世界から去るのを激励してくれました。困難な時に頼れる人であるし、小さな成功も真っ先に祝ってくれる人です。

これまで携わったビジネスの中で、特に誇らしいと思ったのはどんな時で、どうしてそう思ったのか、聞かせてください。

去年、私たちはstartup Grindで「次のユニコーン企業を探せ」の受賞者に選ばれました。コンテストということから、チャンスがあるとは考えていませんでした。成長段階にある企業は、市場で自信と名声を構築するのに評価が必要です。弊社にとって受賞が良いタイミングであったことは間違いありません。

印象に残っている仕事上の失敗談はありますか?(そこから何を学びましたか?)

2回目の契約更新の前に、弊社の得意先のうちの1社を激しく動揺させました。その企業が価値を高めていないというわけではなく、マネジメントが代わり、予算が削減されたためです。現在はこのようなクライアントの不測の事態にもより一層対処の準備ができています。

時間を遡って20歳の自分と話すことができたら、どんな言葉をかけますか?

進む道は険しいけれど、結果にこだわるよりも人生という旅を楽しむことを学びなさい。賢く働き、忙しくあることと本物の契機を生むことを区別すること。使えること、そうでないことを定期的にしっかりと振り返る時間を常に確保すること。

これなしでは、生産性を上げることができないというものがありますか?

厳しい(または退屈な)タスクをやり通すためにポモドーロテクニックを使っています。ご存じない方のために説明すると、タイマーを25分に設定し重点的に集中して働き、次の25分との間は休憩するために完全に仕事の手を休めるというものです。驚くほどはかどりますよ!

マシューについてもっと詳しく知りたい方は以下を参照ください

最初に就いた仕事:ナイキのテニス合宿のインストラクターです。
尊敬する人:祖母です。
お気に入りのデジタルガジェット:Appleウォッチです。

さらに知りたい場合は下記をご参照ください。
Webサイト:www.atiom.app
LinkedIn:https://www.linkedin.com/company/atiom
Eメール:matt@atiom.app
WeChat:matthew_spriegel

→原文はこちら

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