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2020.11.10 海外HR情報

CEOインタビュー:Sprout Solutions社 - 人事の働き方を一変!

新たな成功事例―アジア
Sprout Solutions CEO、共同創設者 パトリック・ジェントリー

どんなビジネスをなさっているか、簡単にお答えください。

ビジネスパートナーであり、妻でもあるアレックスとともに立ち上げたテクノロジー企業、Sprout Solutions社のCEOをしています。Sprout Solutions社は従業員のデータ管理、時間管理の自動化、それとフィリピンの企業にペイロール+行政コンプライアンスのサービスを提供しています。

以前には何をなさっていましたか?

Sprout社を設立する前は、フィリピンの代表的なBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)でコワーキングスペースプロバイダーであるKMC Solutions社のファウンディングシェアホルダーでした。そこで、それぞれSprout Payroll、Sprout HRの前身であるPayroll PieとHR Hubで人事とペイロールプロセスを自動化する必要性を見いだしました。

御社の製品について説明してください。どんな機能を持っているのですか?

Sprout社は、Sprout HR、Sprout Payroll、Sprout Insightの3製品を提供しています。
Sprout HRは従業員情報および勤怠管理の中央プラットフォームとしての機能があります。
Sprout HRと統合したSprout Payrollは勤怠管理のクリーンデータを受け取り、フィリピン内国歳入庁(BIR)、社会保障機構(SSS)、持家促進相互基金(Pag-IBIG Fund)、フィリピン健康保険(PhilHealth)で行政コンプライアンスなど全てのペイロールプロセスの自動化に利用しています。

Sprout Insightは両システムに横断的な全てのデータポイントに接続し、減少傾向と原因、給与動向と原因を検知しながら、管理ユーザーのためにそのデータを分析します。近々重要な予測機能も追加されます。

主な長所は何ですか?

Sprout社のメリットは対応できるレベルが多数あることです。一方で、現在企業は自らの最も貴重な競争力あるリソースの1つ、すなわち社内データを無駄にしています。人工知能がビジネスの世界で事実上一層有用な状態になるのに従い、地下にデータを保管している企業はかなりの強みをもつことになります。弊社はクライアントが全ての人事データの保存、集約、整理を行うのを手助けし、来たるAIの波に備えます。人間寄りの目線で言えば、フィリピンでは、人材運用のプロフェッショナルたちが管理タスクの重責に奮闘しています。このことが業績管理、労働力の最適化、予測など彼らにCHRO titleを与える付加価値が高くやる気がでる重要なタスクから彼らを遠ざけているのです。

最も身近な競争相手は誰ですか?

Sprout社はフィリピンでトップの人事およびペイロールテクノロジープロバイダーであるということに誇りを持っています。他の多くの企業も2~3例を挙げれば、PayrollHero、ADP、Jeonsoftといった同様のシステムを提供しています。弊社は地元の企業とともに、フィリピンの人材運用を前進させる真に素晴らしい実装、カスタマーサポート、そして本格的な取り組みという一層強力な機能パッケージでしのぎを削っています。
ADP, Inc社(オートマティック・データ・プロセッシング)など海外企業に対抗し、弊社はソフトウエアの機能、サポートサービスの両面で、より一層掘り下げたフィリピン特有の微妙なニュアンスに対処しています。

最初の顧客は誰ですか?またきっかけは何だったのでしょうか?その顧客はそれまで何を使っていたのでしょうか?切り替えの決定的な要因は?

本ソフトウエアは、KMC Solutions, Inc.社(KMCソリューションズインコーポレーテッド)で私の時代から成長を重ねてきているので、KMC Solutions, Inc.社はSprout 社の最初の顧客になります。Payroll Pie、HR Hub(それぞれ現在のSprout Payroll、Sprout HR)ができる前、従業員の勤怠管理から給与支払簿までKMCは全てを人手によってこなしていました。これはSprout社にとっての大きなスタートポイントでした。というのは、ソフトウエアを他の企業に売り込む前に、600人強の従業員に対し、このソフトが有効であることを証明したからです。

どうしてこのビジネスを始めようと思ったのですか?

フィリピンです。素晴らしいところで、この国が本当に気に入っています。フィリピンは既に成長し、景気は良好ですが、さらなる迅速な成長と繁栄を手助けしたいのです。ただ1つ取り組むべきことは、事業経営の効率と行政コンプライアンスなのですが、弊社が成長するにつれ、より大規模になることがわかりました。弊社のソフトウエアとサービススイートを用いてフィリピンビジネスを改善し、全てのフィリピン人の生活に影響を与えることを目標としています。

この仕事を始めるために、どんなことを一番犠牲にしましたか?

子どもたちとの時間です(妻とは一緒に働いているので、会いたくなる必要もないですから)。1つの国に3~4カ月滞在しながら子どもたちと世界旅行ができるなら、ぜひ行きたいと思っています。

資金調達の方法を聞かせてください。

骨の折れる、限界突破の連続によって(笑)それまでは資金調達をしたことはありませんでした。私たちはゼロから今日の8,500万米ドル以上のKMC Solutions社を興しました。創立当初、Sprout 社を投資家に紹介することは非常に斬新で、不安に陥れていました。周りに蒔いた種が成長するのにかなり時間がかかりましたし、「いや、うちには必要ない」という結果もたくさん得てきました。しかし、私は自分の安全地帯を超えることを強く信じています。

どのマーケティング形態が最も成功を収めましたか?

弊社には非常にうまくいっている二面的アプローチがあると考えます。一方では、弊社は広告からSEO(検索エンジン最適化)まで、とても中身の充実したデジタルマーケティング戦略があります。もう一方では、現場でものすごい数のイベントを実施しています。面と向かって会うことにまさるものはありません。次に、両者がお互い争うように仕向けることにより、両者とも強化されるのです。

仕事がある時の典型的な一日はどんな感じですか?

典型的な仕事のある平日は、ビジネスの進行度とチームの規模に完全に左右されます。Sprout社の創立間もない頃は、正気とは思えない日々を送っていました。トイレに行く時間もありませんでした。何も食べないで24時間過ごしたことも数回ありました。でも現在弊社は200人以上の従業員がいて、超強力なマネジメントチームなどを備えています。私は戦略やクライアント、パートナー、投資家との重要なミーティングやSprout社に最高の新人を参加させることに一層集中しています。

あなたのビジネスは、特に誰から影響を受けていますか? どうしてそのようにお考えですか?

Sprout社の社内では、間違いなく妻であり共同創立者のアレックス・ジェントリーです。私たち夫婦は自分の配偶者とは一緒に働かないという考えでしたので、当初Sprout社を一人で設立しました。ところが、私が仕事をたくさん家に持ち込むようになり、しばらくして一緒に働くようになっていたのです。彼女はSprout社の法人化から数ヶ月で共同創立者として登場したのです。それは会社に関して下した決断のなかで最高のものでした(おそらく今後も変わらないでしょう)。Sprout社以外では、私の長年の友人でメンターのマイク・マクロウです。彼は完璧な起業家気質で、私自身の起業人生に最大の影響を与えてきました。

これまで携わったビジネスの中で、特に誇らしいと思ったのはどんな時で、どうしてそう思ったのか、聞かせてください。

最も誇らしい瞬間がただ一つとは言いません。正直、それはまだ私たちの先にあると考えています。でも、自尊心が最も満たされることはあります。毎月弊社で開催している総会です。全社員が集まり、新しい同僚を歓迎し、チームメトリクスを説明し、企業価値について語り、飲食を共にします。私はみんなに会うのをとても楽しみにしています。全員が幸せで、成功している若きプロフェッショナル達です。私たちが共に創ったこの小さく素敵なコミュニティ、私たち全員が自分達の「歴史を作っている」のであり、その一部である自分が誇らしく思えます。

気に入っている仕事上の失敗談はありますか?(そこから何を学びましたか?)

Sprout社の創立当初、ふとした思いつきで、世界的スタートアップトップアクセラレータであるYコンビネーターLLCに応募してみました。意外なことに、彼らは面談のために私たちのところにやってきたのです(この面接に至れるのは応募者のうちわずか約3%)。面談の段階では、参入できる確率は半々という感じで切り上げました。私たちは「焦点が絞れていない」との理由で却下されましたが、彼らは間違っていませんでした。私たちの手元にあるものにひたすら集中しなければならないというときに、新しい製品に着手していたのです。
非常にためになるアドバイスであり、注目すべきものにしっかりと取り組めました。

時間を遡って20歳の自分と話すことができたら、どんな言葉をかけますか?

人生は考えているよりも長くもあり、短くもある。つまり、自分のキャリアを成長させ、金銭的に成功する時間があるということです。本当に十分すぎるほどの時間があります。同時に、人生は短いです。本格的なキャリアや家庭を持つ前の年月はあまりにも短く、それゆえ、自分の時間を最大限活用するのです。怠けてはいけないが、いわゆる「重要な」ことには何も注力しなくていい、一生懸命に遊びなさいといったといころです。ただし、全ての人に当てはまるアドバイスではありません(笑)。

これなしでは、生産性を上げることができないというものがありますか?

eメールフィルターです。eメールは常にノイズとして停滞を起こす元です。メールを手作業でソートするのに時間を使う必要はありません。

提供されている製品やオンラインの情報はどこで入手できますか?

弊社のソフトウエアはフィリピンのどんなビジネスにも最適です。sprout.phでデモの予約をしていただくか、+63 2 485 8338まで電話でご連絡ください。

Patrickについてもっと詳しく知りたい方は以下を参照ください

最初に就いた仕事 – 林業企業の環境コンサルタントを務めながら、カナダ西部では魚を釣って驚かせていました。

尊敬する人 – リチャード・ブランソン氏です。
好きな音楽 -ファット・フレディーズ・ドロップです。
職場にいないときには、どこにいらっしゃいますか? – 家族と家にいます。

→原文はこちら

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