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リーダーシップとは?求められる要素と評価方法

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リーダーシップと聞くと、「leader」という英単語が含まれていることから、メンバーをまとめて力強く引っ張っていくイメージがわく方も多いのではないでしょうか?
初期のリーダーシップ理論では、リーダーの素質は先天的な素質として扱われていましたが、20世紀に入るとその素質は先天的なものなのか後天的に獲得された性質なのかという議論が始まりました。
現代では、リーダーシップは先天的なものではなく個人の経験によって磨かれる「経験」による後天的なものと考えられるようになりました。
このような変遷をたどってきたリーダーシップ、自分1人で客観視することは困難です。
今回はリーダーシップとは何か、具体的にどんな要素があるのか、どのように測定できるのかについてご紹介します。

リーダーシップの定義とは

これまでに数多くのリーダーシップ理論が発表されています。
リーダーシップ理論は時代によって変遷をたどってきました。
英雄崇拝論、特性理論、SL理論やコンティンジェンシー理論など言葉を聞いたことがあるかもしれません。
リーダーシップの定義とはどんなものなのでしょうか?

ピーター・ドラッカーによる定義

「マネジメント」の発明者オーストリア人経営学者のピーター・ドラッカーはリーダーシップについて次のように定義しています。
①リーダーシップは資質ではなく仕事である。
②リーダーとは、目標を定め、優先順位を決め、基準を定め、それを維持する者である。
③リーダーに関する唯一の定義は、つき従う者がいるということである。
(出典:P.F.ドラッカー『現代の経営』『プロフェッショナルの条件』『未来企業』)
ドラッカーは、リーダーシップは地位ではなく責任であり、個々の才能や資質ではなく行動として身に着けられるものであり、行動を通して他者からの信頼があることだと述べています。

リーダーに求められる行動項目

リーダーが意識し、高めていくべきスキルには以下のような項目があげられます。
ビジョニング:組織のビジョンや目標を明らかにし、組織として進む方向性を定める力
組織調整力:相手の視点で物事を考え適切な表現で伝達するコミュニケーション力
管理・指導力:メンバー一人一人が最大限に機能する組織を作り、組織として成果をあげる力
変革・行動力:高い情報収集力と全体最適の視点を持って、常に最適な意思決定を行なっていく力
信頼性:主従関係や強制力を持ってではなく、部下が自発的に「ついていきたい」と思える責任を負う力

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PM理論とは?

PM理論とはリーダーシップにおいて重要な理論です。
Pとは「Performance function」の略語であり、Mは「Maintenance function」の略語です。
Pは目標達成能力を指しており、Mはチームワーク形成に重要な人間関係の維持能力を示しています。
どちらか片方だけではなく両方の能力が備わっていることが理想的であるとされています。

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企業におけるリーダーシップの必要性

企業においてリーダーシップを持った人材がいることは重要なことです。
組織を引っ張る人間がいなければ、目標を達成することが難しいケースがあるためです。
優れたリーダーが存在していれば目標を達成することが容易になる可能性があります。

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リーダーシップを決める要素

リーダーシップを決める要素として、以下の要素があります。
・判断力
・高い知性
・行動力
・同部署の社員からの信頼
・高いモチベーション
リーダーシップを決める要素として判断力に優れていることは必須です。
リーダーとして部署を引っ張っていくことになれば必ず厳しい判断を迫られることになるためです。
また、高い知性や行動力・モチベーションがあることや同部署の社員からの信頼があることも重要です。

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リーダーシップとマネジメントの違い

リーダーシップとマネジメントの違いとして、リーダーシップは目標を達成するために組織を引っ張る役割を指すのに対してマネジメントは目標達成のために管理をする役割のことを指します。
リーダーが人を引っ張って目標達成するのに対してマネジメントは仕組みをもって目標達成を目指します。
マネジメントは仕組みの管理であり、リーダーシップは組織をけん引する存在のことを指します。

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リーダーシップの種類

「リーダーシップにはどんな種類があるのだろうか」と気になりませんか。
リーダーシップの種類としては、以下の種類があります。
・ビジョン型リーダーシップ
・コーチ型リーダーシップ
・関係重視型リーダーシップ
・民主型リーダーシップ
・強制タイプ
・ペースセッタータイプ
それぞれについて解説します。

ビジョン型リーダーシップ

高い理想を掲げるのがビジョン型リーダーシップです。
理想を掲げて、目標達成に向けて仕事を推進していきます。
ただし、リーダー自身に信念がないと人が付いてこない可能性があります。

コーチ型リーダーシップ

コーチ型リーダーシップは部下と対話をすることを重視します。
高いコミュニケーション能力で部下を真剣に対話することでモチベーションを引き出すことができます。
メンバーと良い関係性を築けるリーダーです。

関係重視型リーダーシップ

雰囲気の良い組織を作ることが得意なのが関係重視型リーダーシップです。
メンバーとの人間関係を重視するリーダーなので部下からの信頼も厚くなります。
一方で大きな決断をして仕事を一気に進める力が弱い傾向にあります。

民主型リーダーシップ

民主型リーダーシップは各メンバーからの意見を重視するリーダーです。
意見を取りまとめて全員が納得いく形で仕事を進める傾向にあります。
全員の意見を聞かないといけないため、機動力にかける傾向にあります。

強制タイプ

強制タイプは文字通り権力などを背景にして部下を引っ張るリーダーのことを指します。
民主型に比べると行動力に長ける一方で、メンバーからの信頼関係は薄く恐怖感で人を動かす傾向にあります。
会社が倒産危機に瀕するなど危険な状態のときに力を発揮するリーダーです。

ペースセッタータイプ

ペースセッタータイプは、リーダー自身がお手本になって仕事を進めます
自分自身が仕事をやってみせて、それをお手本にして部下にやってもらうタイプです。
部署全員が仕事ができれば問題ないですが、部下がリーダーほど仕事をできない場合リーダー自身が仕事を抱え込むことになりがちな仕事の進め方です。

リーダーシップの目的

「リーダーシップの目的とはどんなものなのだろうか」と気になりませんか。
リーダーシップの目的として、以下の目的があります。
・組織目標の達成
・団結力向上
・社員の能力開発
それぞれについて解説します。

組織目標の達成

リーダーシップの目的は、組織目標の達成にあります。
マネジメントだけでは足りない部分をリーダーシップのある従業員がカバーして目標を達成してもらうという趣旨があるためです。
リーダーシップのある社員の力で難しい目標を達成しましょう。

団結力向上

リーダーシップの目的は団結力の向上です。
強力なリーダーシップを持った社員が仕事を推進することで、会社内での団結力がアップする可能性があるためです。
リーダーシップを持った人材は仕事を進める過程でコミュニケーションを取り会社内での団結を強める可能性があります。

社員の能力開発

リーダーシップの目的として、社員の能力開発があります。
リーダーシップを社員が発揮することによって他の社員の能力が伸びるケースがあるためです。
リーダーシップのある社員を見て他の社員が仕事の進め方などを学び仕事能力が伸びる可能性があります。

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リーダーに必要な能力とスキル

「リーダーに必要なスキルとはどんなものなのだろうか」と気になりませんか。
リーダーに必要な能力とスキルとして、以下のスキルがあります。
・行動力
・発想力
・コミュニケーション能力
・リーダーシップを高めるリーダーシップ研修
それぞれについて解説します

行動力

リーダーに必要なスキルとして、行動力があります。
リーダーは率先して課題解決をすることが求められるためです。
自ら最初に行動して手本になる必要性があります。

発想力

リーダーには発想力があることが重要です。
同じような発想で仕事をしていてもルーチン化してしまうためです。
発想力をもって仕事を改善していくことがリーダーには求められます。

コミュニケーション能力

コミュニケーション能力はリーダーが持つべき能力です。
理由として、リーダーは同僚や部下と積極的に交流を行い人材を育成する必要性があるためです。
自分だけが仕事ができれば良いわけではなく、他のメンバーも仕事ができるようになって初めて部署としての仕事レベルがアップします。

リーダーシップを高めるリーダーシップ研修

リーダーシップを高めるために積極的にリーダーシップ研修を活用するようにしましょう。理由として、独学だけでは指導法や仕事の進め方に限界が来ることもあるためです。リーダーに必要な知識をアップデートするためにも積極的に外部研修を活用しましょう。

リーダーシップの育成・評価方法

リーダーシップに関連する心構えや行動などのインプットには各種研修が用いられますが、研修はただ漠然と受けさえすれば成果が出るというものではありません。
リーダーシップ、リーダーに求められるスキルを高めるには、知識だけではなく、マインドを変え、行動を習慣化しなければなりません。

他者からフィードバックを得る360度評価

日常業務における行動を他者がフィードバックする360度評価は、リーダーシップを測定するのに効果的です。
自分の言動が他者にはどのように写っているかを知ることで行動変容をうながし、目指すべき姿へ行動を改善することができます。

定期的な測定で行動を定着化

先にも述べた通り、研修をただ漠然と受けるだけではリーダーシップは身につきません。
研修~業務での実践~フィードバック~改善のサイクルを繰り返すことで行動が定着化していきます。
気づきを得て行動を評価する360度評価は定期的な測定・行動の定着に有効です。

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おわりに

リーダーに求められることは時代や環境によって大きく変わります。
以前は先天的な素質で「人に影響を与えること」ととらえられていたリーダーシップですが、現代では「混沌を止める力のこと」ととらえられ、後天的に身につけられるものとされています。「有名大学出身」「過去の実績がある」「人気がある」といった理由のみでのリーダー登用は、名ばかりのリーダーを輩出するだけで、実際のリーダーシップはそこには存在しません。
リーダーに求められるスキルを高める仕組みを持ち、組織内でリーダーシップを発揮するメンバーを育成していきましょう。

(2021.09.13追記)

リーダーシップのQ&A

Q1.リーダーシップのある人材は自然と育つのでしょうか?

リーダーシップのある人材は自然に社内で育つ場合と、そうでない場合があります。なぜなら、リーダーシップは経験により身につくものであり、リーダーシップのある人材がたくさん出現している企業でなければ自然と育たないことが多いためです。採用した社員の中からリーダーシップを持った人材が毎年勝手に育っている状況であれば自然と育つでしょう。反対にリーダーシップを持った人材が育っていない場合には、意図的に研修などを行い人材育成する必要性があります。

Q2.リーダーシップを持った人材を育成する方法とは?

リーダーシップを持った人材を育成する方法として、360度評価が有効な手段となります。360度評価は上司と部下が相互に評価をフィードバックし合う仕組みとなっており、将来的にリーダーになって欲しい人材に対してしっかりと仕事の方向性や進め方について伝えられる制度となっているためです。また、すでにリーダークラスになっている上司自身に対してもフィードバックが送られる仕組みとなっているため、現在リーダーとして活躍している人材に対してもさらに成長を促すことが可能となっています。

Q3.リーダーシップを発揮できる人材を採用する方法は?

リーダーシップを発揮できる人材を採用する方法として、採用時の質問を工夫する方法と、すでにリーダーとして活躍してきた経験を持つ人材を採用する方法があります。採用時の質問で現場の仕事をしたいのか、人をまとめて引っ張っていくような仕事の進め方をしたいのかを確認しましょう。リーダー経験を持った人材を中途採用する方法として、管理職経験者などの役職経験者を採用する方法がありますが、自社の企業理念と合った人材かどうかを見極める必要性があります。リーダー経験があり、企業理念に合った人材であれば採用後に活躍を期待できます。


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HRコラム編集部

「CBASE 360°」は、株式会社シーベースが提供するHRクラウドシステムです。経営を導く戦略人事を目指す人事向けのお役立ち情報をコラムでご紹介します。


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