2020.04.30海外HR情報

CEOインタビュー – Payboy:クラウドベースの人事管理システム

新たな成功事例 – アジア

HR Digital Today独占CEO インタビュー
– 市場をリードするHRテクノロジーの先駆者 –
NIGEL LIM  PayboyのCEO兼共同設立者

Contents

どんなビジネスをなさっているか、簡単にお答えください。

私はPayboyの共同設立者であり、主に顧客基盤の拡大と、クライアントの期待を上回る製品の創出とに時間を集中しています。

以前には何をなさっていましたか?

B2B2Cスペースで、Shopaholicsと呼ばれる別のスタートアップを経営していました。

御社の製品について説明してください。どんな機能を持っているのですか?

Payboyは、高度な給与計算、休暇、請求、出勤、シフトスケジュール機能を備えたクラウドベースの人事管理システムです。

主な長所は何ですか?

*あらゆる規模の企業向けの、使いやすい拡張可能なシステム。
*300社を超える企業と、25,000人のユーザーから信頼されている、シームレスで手間のかからない人事ソフトウェア体験。
*直接のIRASとのAPI統合。
*従業員に対するオンボーディングシステムは、離職率の高い企業において、従業員の反復的なデータ入力の時間を節約するのに役立ちます。

最も身近な競争相手は誰ですか?

クライアント向けにカスタマイズしたソリューションを提供するレガシーベースの人事システムです。そういうシステムのほとんどは、初期費用は高いですが、メンテナンス費が安く価格設定されているので、こちらが価値や効率の面で優れたものを提供しても、顧客は離れずにいる傾向があります。

最初の顧客になったのは誰ですか?その顧客は、以前には何を使用していましたか? どうして切り替えることにしたのですか?

人事プロセスを自動化するクラウドベースの人事管理システムを持つというアイデアを提案してきたのは、ある5人の顧客のグループでした。この顧客は、Excelスプレッドシートや会計ソフトのMYOBを使って給与や従業員の管理をしていたのですが、とても非効率的で不正確だったのです。

どうしてこのビジネスを始めようと思ったのですか?

父の手伝いをしていた時に、多くの中小企業の経営者と会って、データ更新を続けるのに苦労しているという話を聞きました。多くの経営者が、ExcelスプレッドシートやWordドキュメントを使用してデータを追跡していたのですが、適切なデータトライアルがないために非効率的で面倒な作業になっていたのです。父が雇っていた外国人従業員が1人行方不明になり、労働省に提出する書類を手に入れなければならなくなった時に、私は大変に驚かされました。労働省で必要とする書類を抽出するためのファイリングは大変な仕事でした。そこで私は、中小企業の所有者にとってのこの悩みの種を取り除く製品を作ろうと思ったのです。

この仕事を始めるために、どんなことを一番犠牲にしましたか?

自分たちだけで事業を始めたものですから、長時間勤務を続けていました。Terenceと私は、マーケティング予算が全くない状態で、新たに市場に参入しました。そして、新しい顧客を求めて工業団地を次々当たってみました。「間に合っています」と言われるのは辛いことでした。それでも最終的には、それだけの価値はあったと思います。顧客から愛される製品を提供していることは私たちの誇りです。今年2019年からは、シンガポールからの拡大も検討しています。

資金調達の方法を聞かせてください。

初期資本は私たちの持ち寄りでした。けれども、一緒に計画を練っていたNgee Ann Polytechnicからは、10,000ドルの資金援助を受けています。これまでの最高の資金提供者は顧客の皆さんだと思って感謝しています。

どのマーケティング形態が最も成功を収めましたか?

私たちの社内イベント「#Grantsboy」では、顧客が利用できる人事関連の助成金についての教育を行っています。多くの中小企業は、自分たちが利用できる助成金のことをよく知らないため、こうした助成金を申請する際に支援が必要となるのが普通です。インターンに対する助成金を取得する方法について顧客にアドバイスするところから始めましたが、ほかの助成金のイベントをまたやってほしいというリクエストの多さには圧倒されました。そこでイベントを公開することにしました。四半期の終わりには、別のイベントを開催しています。

仕事がある時の典型的な一日はどんな感じですか?

*会議、会議、そしてまた会議。
*見込みがあるパートナーシップとの、新たな流通経路の検討。
*東南アジアのロードマップ作成。

あなたのビジネスは、特に誰から影響を受けていますか? どうしてそのようにお考えですか?

SalesforceのCEOのマーク・ベニオフです。ベニオフはSaaSの先駆者であり、著書の『クラウド誕生 セールスフォース・ドットコム物語』からは多くの戦略を学びました。

Salesforceの株式の1%、製品の1%、従業員の1%によって世界中のコミュニティに還元するという、Salesforceの1-1-1モデルは、本当に素晴らしいことだと思っています。いつかPayboyが、Salesforceと同じように、コミュニティに貢献できればと思っています。

これまで携わったビジネスの中で、特に誇らしいと思ったのはどんな時で、どうしてそう思ったのか、聞かせてください。

素晴らしいチームを作ったことです。私は、ビジネスの原動力となるのは人であると信じています。私たちの成長に貢献し、今もなお貢献し続けてくれているPayboyの全ての人たちに感謝しています。

ビジネスでの失敗で一番良かったと思うものは何ですか(そしてそこから何を学びましたか)?

Shopaholicsです。私たちは2013年に、mコマースのパイオニアとしてShopaholicsを始めました。そして、ビジネスを有機的に成長させようと考えていました。Zaloraのような大企業もmコマースの分野を見つけて参入してきました。私たちは、消費者を引き付けるためにどんどん割引する方法を信じていなかったので、競争はしないことにしました。2013年と比較して現在では、LazadaやShopeeなど、市場を支配する多くのmコマースアプリでぎゅうぎゅう詰めの状態になっています。Shopaholicsの運営をしていた時に多くのことを学び、それをPayboyに持ち込んで、成長のための適切な指標を追跡しました。私たちは、アプリケーションに消費者を引き付けるのに時間をかけ過ぎたせいで、プラットフォーム上にあるブティックショップを成長させることを怠ったのです。

時間を遡って20歳の自分と話すことができたら、何と言ってやりますか?

何かを深く掘り下げる前に、正しい指標を特定することに焦点を合わせろ。

これなしでは、生産性を上げることができないというものがありますか?

日常的なタスクを積極的に人に任せたことで、全体像を把握する時間を確保できるようになり、私にとって非常に重要であるとわかりました。あまりにもたくさんの、こまごまとしたタスクに追われていると、同僚と接する機会がなくなり、ビジネスに悪影響を与える可能性があります。

提供されている製品やオンラインの情報はどこで入手できますか?

https://payboy.sg

Nigelはどんな人か

最初に就いた仕事 – 「ポピュラー」の倉庫で荷造り作業をしていました。
尊敬する人 – リー・クアンユーさん。あの時代のシンガポールを代表する真の起業家であり、停滞していたこの国を、東南アジアの金融ハブへと変えたリーダーシップに心を動かされました。
好きな本 – 『ナルニア国ものがたり』の『カスピアン王子のつのぶえ』です。私が小学生だった時に、初めてもらったのがこの本でした。おかげで、子どもの頃から読書に夢中になったのです。
好きな映画 – 『(500)日のサマー』。この映画に入るナレーションや、撮影のしかたが大好きです。
好きな音楽 – アバヴ&ビヨンドの『サン&ムーン』。
好きな作家 – ダン・ブラウン。読み始めたら止まらなくなります。
お気に入りのガジェット – My Fitbit。
最近の休暇 – ちょっとバンコクまで旅行をしてきました。
職場にいないときには、どこにいらっしゃいますか? – 居心地の良いカフェで本を読んでいます。

詳細情報:
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https://payboy.sg/
(65) 9684 8620
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71 Ayer Rajah Crescent, #04-10, Singapore

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