2016.08.22360度評価 , 人事制度・評価

人事評価に活用できる360度評価(多面評価)システムの選び方

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従来的な人事評価には、部下が上司の評価をするという仕組みはありませんでした。しかし近年注目を集めている「360度評価(多面評価)」と呼ばれる評価方法では、評価対象者が仕事で関係するあらゆる人物から情報を集め、多面的に各社員の働きぶりを評価します。

360度評価は客観性が高い反面、評価者となる社員が増加する分、従来方法と比べて多くの作業が発生します。そのため、外部委託を検討する企業も少なくありません。360度評価によって個人の能力の可視化を図ることができますが、評価項目の設定や結果資料には、システムによる違いがあります。

そこで今回は、自社の状況に合わせて、適切な360度評価システムを選択するための選び方のポイントをご紹介します。

 

企業の規模に合っているか

scale-of-companies一口に企業といっても、数十人規模で経営している企業もあれば、何千人もの従業員を抱える大きな企業もあります。360度評価を導入する際は、企業の規模に合ったシステムを検討することが重要です。

数十人規模の会社では、多くのユーザーが使用することを想定した高額な360度評価システムは向いていません。反対に、大規模の会社が小規模企業向けのシステムを導入してしまうと、運営において問題が発生する可能性が高くなります。自社の企業規模に合わせた360度評価システムを選びましょう。

 

必要な機能が備わっているか

necessary-functions利用目的に応じた機能が備わっていることは、最も重視するべきポイントです。例えば、外国人の従業員が在籍している場合には、英語など、日本語以外の言語にも対応している必要があります。1人の従業員が評価する人数が多いケースなどでは、一画面で複数人の評価を行うことが可能なシステムが便利です。

導入前には、可能な限り社内の意見を聴取し、将来必要となる可能性の高い機能まで備えたシステムを選択できるようにしましょう。

 

評価項目をカスタマイズできるか

customize-item評価項目を自社に合うよう、自由に設定できるかどうかも大切なポイントです。会社によって重点的に評価するべき項目は異なり、調査を重ねるごとに、新しい評価項目を追加する必要が生じる可能性もあります。そのため、独自の質問内容を設定できるシステムを選択することをおすすめします。

さらに、フォーマット内に自由コメント欄を配置できるシステムを選択すれば、具体的な評価内容を書き込むことも可能です。360度評価システムを選ぶ際は、自社の状況に応じて柔軟にカスタマイズできるかチェックしましょう。

 

必要とする資料が得られるか

360度評価システムによって、得られる集計データの種類や表示方法は異なります。360度評価の利用目的に沿ったフォーマットで、フィードバック資料統計資料の出力ができると、新たに資料を作成する手間を省くことができます。将来的な活用方法も踏まえて、必要な資料が得られるシステムを選びましょう。

 

サービスは充実しているか

システムの運用におけるサポートが充実しているかという点も、事前に必ず確認するべきポイントです。360度評価システムを提供する企業によっては、評価を行う従業員からの問い合わせに直接答えるサービスを用意している場合もあります。

また、無料トライアルなどを実施している企業もありますので、契約後に後悔しないよう事前トライアルでシステムの機能や操作性、サポート体制などのサービスを確認するとよいでしょう。

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利用料金が妥当であるか

360度評価システムは導入時の初期費用のほかに、月々の利用料が発生するケースや実施月だけ費用が掛かりケースなど、料金形態はさまざまです。実際の運用形態に合わせて、費用のシミュレーションを行ったり、見積もりを依頼したりして、費用を比較しましょう。

ただし、単純に安いシステムを採用するのは避けるべきです。操作性がよく作業時間の短縮が図れる、集計作業が短時間でできる、サポート体制が充実しているといったサービス内容の違いを踏まえて、利用代金の妥当性から判断することが大切です。

 

おわりに

今回は360度評価システムを導入する際にチェックするべき、比較ポイントをご紹介しました。

多くの人から情報を集める360度評価は、1人の上司による従来方法よりも、きめ細かで客観的な評価が期待できます。また、従業員全体が評価者となることにより、社内においても、「評価する」「評価される」ことに対する意識に変革が生まれるでしょう。

さらに、360度評価の分析結果は、人材の育成、配置の変更、管理方法の改善など、会社の経営に直結するさまざまな人事業務にも応用可能です。近年では、特に大企業において、従来型の上司による人事評価から、360度評価に移行するケースが見受けられます。

360度評価システムを導入する際には、利用する目的と運用フローを導入前に決めることが大切です。利用目的を明確にし、目的に合った360度評価システムを選択するようにしましょう。

 

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人事評価ナビ編集部

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